要約
AWS Database Migration Serviceの活用による、クラウドへのデータの容易かつ安全な移行
データベースの移行は、複雑で時間のかかるプロセスです。新しいタイプのデータベース用のデータ再コーディングや変換が含まれる場合は、特にその傾向が顕著です。多くの場合、データベースを数週間停止する必要があるため、データベースの移行は運用、ブランド、収益に影響を与える可能性があります。
TCSのAWS Database Migration Service (DMS) を活用することで、コスト効率に優れた方法で迅速かつシンプルに、データベースを移行できます。
データ移行にはデータベースのダウンタイムが発生する印象がありますが、ダウンタイムを回避することもできます。
データ移行の際、TCSのAWS DMSを使用すると、データウェアハウス、リレーショナルデータベース、非リレーショナル (NoSQL) データベース、その他の種類のデータストアなどのクラウドに容易に移行できます。また、Oracle、MySQL、PostgreSQL、MS SQL Server、MariaDBなどのデータウェアハウスやデータベースをAWSに容易かつ安全に移行または複製できます。このサービスでは、ソースデータベースをフル稼働させた状態で、データベースに依存するアプリケーションのダウンタイムを最小限に抑えます。
AWSクラウドへの移行は、オーダーメイドのリフト&シフト、マネージドへの移行、移行とモダナイゼーションから選択できます。また、リレーショナルデータ、キーバリュー型データベース、ドキュメント、インメモリ、グラフ、時系列、台帳などのデータタイプをサポートするAWSの適切なデータプラットフォームも選択可能です。
このソリューションでは、AWS Schema Conversion Tool (SCT) などのツールを活用して、ソースとターゲットのデータベースエンジンが異なる異種データベースでもシームレスに移行できます。SCTはソーススキーマとコードをターゲットデータベースのスキーマとコードに一致するように変換します。
TCSでは、データ検出、ターゲットビルド、データウェアハウスへの移行、レガシーデータのモダナイゼーション、ERPからERPへのデータ移行を可能にするTCS MasterCraft™ TransformPlusRなど独自のTCSソリューションも活用しています。アクセラレータは、必要なメタ情報を取得し、ソースからターゲットへの移行を可能にし、データ抽出と移行コード、および移行関連レポートを生成することで、データの変換をサポートします。
TCSのAWS DMSにより、アジリティと拡張性の確保からコストの削減まで、クラウドの価値を簡単に実現できます。
当社では、下記のメリットを確保するためにAWS DMSを最大限に活用しています。
最小限のダウンタイム:AWS DMSは、ソースデータベースが稼動した状態で、移行中のソースデータベースへの変更を継続的にレプリケートします。
広く使用されているデータベースのサポート:AWS DMSは、広く使用されている大半の商用およびオープンソースデータベースとの間でデータを移行できます。
迅速で簡単なセットアップ:数分以内で移行作業をAWSマネジメントコンソールで設定できます。
低コスト:AWS DMSでは、Aurora、Redshift、DynamoDB、またはDocumentDBへの移行のための無料サービスを提供しています。
信頼性: AWS DMS は自己修復動作を行うように設計されたサービスで、中断が発生した場合に自動的に再起動します。
TCSは、フォーチュン500に名を連ねる顧客企業でのオンプレミスからAWS Cloudデータプラットフォームへのデータベースの移行とモダナイゼーションを支援してきました。
当社と提携することで、下記を含めた当社のさまざまな業界の専門知識、独自のソリューション、クラウドの変革を推進してきた豊富な経験を活用いただけます。