2022年11月16日
2022年11月16日
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Written by : 田中 尚輝 さん(東京大学大学院 情報理工学系研究科)・ダブガサブル バヤルジャーガル さん(慶應義塾大学 総合政策学部)
私たちはロボットと人間の関わり方について考えています。
例えば、1人で暮らしている高齢者が病気になったとき、遠くに住んでいる家族がMistyを遠隔で高齢者の動きに合わせて移動させることができれば、カメラ越しに様子が確認でき、安心へと繋がります。その際、障害物や目的地に応じてMistyが自動で動きを変えてくれるとより快適な操作が出来るようになります。
アイデアをプレゼンテーションする田中さんとバヤルジャーガルさん
今回のインターンではロボットが機械学習を用いて人間の意図を推測し、”賢く”ふるまう機能を作ろうとしています。このような機能はMistyに限らず将来様々なロボットに活用出来ると考えています。
プログラムコードをチェックする田中さん
また、このような”賢い”ロボットが社会に普及する際のポテンシャルや問題点についても検討しています。人とコミュニケーションをとれるようなソーシャルロボットは、医療や心理社会的ケアなど、さまざまな利用法が考えられます。しかし、医学と心理学の分野は、私たちの社会で最も敏感な分野の1つであり、何か新しいものを導入したり展開したりするために多くの注意と慎重さを必要とし、法的および社会的責任は他の分野よりもはるかに複雑になると考えられます。
ソーシャルロボットの普及に必要な指針を調査するバヤルジャーガルさん
このように、私たちはソーシャルロボットで切望されている政策分析の部分にも貢献したいと思っています。
田中 尚輝 さん 東京大学大学院 情報理工学系研究科(写真右)
ダブガサブル バヤルジャーガル さん 慶應義塾大学 総合政策学部(写真左)