イベントレポート
第36回 ものづくりワールド 東京
企業のコネクテッド・デジタル・エンタープライズ(CDE)構築に大きく貢献
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社(日本TCS)は、日本最大級の製造業向けイベント「第36回 ものづくりワールド 東京」の「設計・製造ソリューション展」に出展しました。
1,978社が一堂に会し、製造業を支える最新ITシステムやDX技術などが展示された本イベントは、3日間で69,717名が来場し、大盛況のうちに幕を閉じました。
日本TCSは「Bringing Life to Things™ (モノに命を吹き込む)」をテーマとし、企業におけるコネクテッド・デジタル・エンタープライズ(CDE)構築をサポートするソリューションやサービス、製品を数多く紹介。
DXによる企業の生産性向上や業務効率化実現を支えるこれらの技術には多くの関心が寄せられ、たくさんの方々が当社のブースにお立ち寄りくださいました。
とりわけ、ロボティクスのデモンストレーションには、注目が集まりました。当社と提携しているモーションリブ株式会社が開発するリアルハプティクス(力触覚伝送技術)は、ロボットに適度な力加減で特定のタスクを実行する能力を与え、ユーザがモノの感触を感じながらロボットを操作することを可能にします。
実際にデモを体験いただいたお客さまからは、「ロボットを通じて自分の手に感触が伝わってくるのは、良い意味でとても不思議だった。この技術の活用によって、現場で活躍するロボットの擬人化がますます進むだろうと思った」との声をいただき、本技術に対する期待の高さがうかがえます。
さらに、生成AIと組み合わせて、ロボットとユーザ間で対話形式の特定タスクを実行するピック&プレイスロボットも好評でした。お客さまからは「あいまいな指示でも、ロボットが的確にタスクを実行できるところが先端的で面白い」などの感想をいただきました。
また拡張現実(AR)と仮想現実(VR)のデモンストレーションも多くのお客さまに体験いただきました。VR教材の導入によるリスクの高い作業や複雑な工程の学習や、ARタブレットによる工場の装置点検メンテナンスの一元管理によって、研修や作業の効率性、生産性、安全性を高めることができます。
デモを体験されたお客さまは「VRの導入によって、研修、危険防止訓練、お客さま向けの装置マニュアル作成など、さまざまな用途で効率化が期待できる。また、もしARの情報をプラントとオフィスでリアルタイムに共有することができれば、わざわざ現地へ出張せずにプラントのトラブル解決ができる」などと感想を述べられ、製造業におけるこれら技術の重要性やニーズを再確認しました。
他にも、デジタルスレッドを実現する「コネクテッドエンジニアリング(プロダクト全体を1つのプラットフォームとして設計する考え方)」や、卓越した製造とサプライチェーンを可能にする「コネクテッドプラント」などを紹介。
これらが企業におけるDX実現へのビジョンをより明確にする一助なったと確信しています。
日本TCSブース概要:
Connected Engineering (CAD/ PDM/ PLM/ ALM) - デジタルスレッドを実現
Connected Plants (MOM/ MES/ Smart Factory) - 未来の工場、スマートファクトリー
Connected Services (IoT, AR/VR, Analytics) - IoT プラットフォーム、分析(データ、動画、イメージ、音響)、地理空間ソリューション(GIS)、エネルギー管理
本展示会でご紹介したサービスや製品は、当社麻布台本社のDigital Continuity Experience Center (DCEC)でも詳細をご説明しています。
個別のワークショップ開催やショーケースの実施も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。