TCSについて
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2023年1月4日
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社
代表取締役社長
垣原 弘道
2023年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
当社は、2014年7月に新しい体制で事業展開を始めて以来、本年で10年目の節目を迎えます。これまでの皆さまのご愛顧により、現在では国内外合わせて 1万人体制で日本企業のお客さまにサービスを提供させていただくまでに成長しました。また、日本TCSの1万人以外にも、日本のお客さまの海外事業をサポートする人材、機会、分野を広げ、パートナーシップを拡大しています。
この3年間で全世界の人々が経験したように、私たちは不確実で変化が激しい時代を生きています。AIなどのデジタル技術の進展により人々の働き方が変わり、パンデミックが全世界のサプライチェーンの脆弱性を浮き彫りにしました。また、人材の育成や採用についても、非常に大きな変化を経験しています。当社は、この環境下において企業が持続的な成長を実現するために重要なのは、「イノベーションとアジリティ」、そして「レジリエンス」であると確信しています。
わが国と諸外国では、事業環境や商習慣はいくらか異なるものの、企業が持続的な成長を実現するために、斬新なサービスや新たな価値をスピーディに市場に提供すること、すなわち、イノベーションとアジリティが重要であることは変わらないと考えています。加えて、多くの日本企業が直面する人材不足の課題に対し、足元を固めるとともに、予期せぬ変化に対する柔軟でしなやかな適応力、レジリエンスを身に付けることも重要だと考えています。
本年は、「イノベーションとアジリティ」、そして、「レジリエンス」をテーマとして、お客さまから成長と変革のパートナーとして選ばれるプロ集団となるべく、より一層尽力していきます。
ここで、改めて日本TCSのミッションをご紹介させていただきます。
それは、「Gateway to globalization」、「Catalyst for technology-led business innovation」 のふたつです。
当社は、日本企業のお客さまがさらなる成長を実現するためには、世界の大手企業がグローバル市場での熾烈な競争を通じて獲得した、「合理性」と「スピード」が不可欠だと考えています。
世の中の変化に合わせ、自社の組織やビジネスの変革に取り組む一方、会社の仕組みや仕事のやり方など、これまで大切にしてきた習慣や価値観を少なからずアップデートする必要があると考えます。これらのテーマにどう向き合い、自社の一層の競争力、魅力に変えていくのか。
日本TCSは、お客さまの強みを活かし発展させながら、世界へのゲートウェイ、そして、ビジネスイノベーションのカタリスト(起爆剤、誘発剤)となることを使命としています。
TCSが世界中の大手企業を支援してきた中で培ったケイパビリティ、スケール、スピードを、日本TCSがゲートウェイとなり日本のお客さまにお届けすること。また、日本企業がグローバルに通用するオペレーションモデルの構築やサービスの展開を、力強くサポートすること。これら双方向のゲートウェイでありたいと考えています。
同時に、私たちはTCSが創業から培ってきたテクノロジーを基軸としたイノベーションを通じて、お客さまのレジリエンスの獲得、そして持続的な成長を、TCS グローバルの60万人が一丸となって支援していきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。