ラジェシュ・ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)がCEOを退任、後任にK. クリティヴァサン(K. Krithivasan)を任命
ムンバイ | 2023年3月16日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、TCSで22年以上のキャリアを積み、これまでの6年間、CEO(最高経営責任者) 兼 マネージングディレクター(MD)としてTCSを率いてきたラジェシュ・ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)が、TCSを退社することを発表しました。
TCSの取締役会はゴピナタンの要請を受け、これを受諾しました。ゴピナタンは、2023年9月15日までTCSに在籍し、後任への業務移行をサポートします。
TCSの取締役会は、2023年3月16日付でK. クリティヴァサン(K. Krithivasan)を 後任に指名しました。
クリティヴァサンは ゴピナタンとともに業務移行にあたり、次の会計年度の然るべき時期に、CEO(最高経営責任者) 兼 マネージングディレクター(MD)に任命される予定です。
TCS会長のナタラジャン・チャンドラセカラン(Natarajan Chandrasekaran)は、次のように述べています。
「私は、これまでの25年間、ゴピナタン氏とともに働くことに喜びを感じてきました。この25年間、彼は、前職の最高財務責任者(CFO)を含め、さまざまな職務において常に模範的なパフォーマンスを発揮し、その存在感を示してきました。この6年間は、トップとして力強いリーダーシップを発揮し、クラウド、アジャイル、オートメーションへの大規模な投資を通じ、TCSのさらなる成長への礎を築き、お客さまのビジネス変革を加速させることに貢献してきました。彼のTCSに対する多大な貢献に深く感謝するとともに、彼の今後の活躍を心から願っています」
ラジェシュ・ゴピナタンは、次のように述べています。
「私にとって、TCSでの22年間の在職期間はたいへん刺激的な経験でした。この間、私をたゆみなく指導してくれたチャンドラセカラン会長と密接に仕事できたことに感謝しています。TCSをトップとして率いてきたこれまでの6年間は、売上高が100億ドル以上増加し、時価総額は700億ドル以上増加した、私のキャリアにおいて最も豊かで充実した時間でした。一方で、私は、人生の次の局面で何をしたいのか、いくつかの想いを抱き続けていました。深く考えた上で、チャンドラセカラン会長や取締役会とも協議した結果、今年度末で、現職を退き、次のキャリアに取り組むのに最適であると判断しました。これまでの20年間、クリティヴァサン氏とともに仕事に取り組んできた私は、リーダーシップを発揮しTCSをさらなる高みへ導く人物として、彼が最も適任であると確信しています。私は、今後もクリティヴァサン氏と緊密に連携しながら、彼が必要とするあらゆるサポートを惜しみなく提供していきます」
以上
後任CEO 略歴
K. クリティヴァサン(K. Krithivasan) タタコンサルタンシーサービシズ(TCS) |
K. クリティヴァサンは、TCSのCEO 後継予定者 および 銀行・金融サービス・保険(BFSI)事業部門のプレジデント 兼 グローバルヘッドです。成長戦略の立案・実行、財務業績の改善、お客さまとの深い関係性およびマインドシェアの構築、市場でのポジショニング構築を担当しています。銀行、金融サービス、保険の各業界のお客さまに向けて、デジタル変革の推進、チェンジマネジメントサイクルの加速、価値の提供、テクノロジー戦略策定、ガバナンス構築の支援において重要な役割を担い、34年以上にわたり、TCSのテクノロジー分野の進展の一翼を担ってきました。
クリティヴァサンは1989年にTCSに入社し、 これまでの在職期間中、デリバリー、カスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)、大規模プログラムのマネジメント、セールスなど、さまざまな分野で主導的な役割を担ってきました。 現在は、TCSイベロアメリカ、TCSアイルランド、TCS Technology Solutions AGの取締役会メンバーを務めています。
クリティヴァサンは、マドラス大学で機械工学の学士号を、インド工科大学カンプール校で産業経営工学の修士号を取得しています。
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを50年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた61万3,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2022年3月31日を末日とする会計年度の売上高は257億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。
詳細は、www.tcs.comをご覧ください。
※本資料は、2023年3月16日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。
発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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