Press Release
2023年6月9日
TCS、IDCのサービス評価レポート
IDC MarketScape for ESG/Sustainability Strategy Consulting Services」においてリーダーの1社と評価
お客さまのサステナビリティ戦略の策定と実行、および成果の向上に寄与していることをTCSの強みとして評価
ニューヨーク | ムンバイ、2023年6月5日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、IDCのサービス評価レポート「IDC MarketScape for Worldwide ESG/Sustainability Strategy Consulting Services」でリーダーの1社と位置付けられました。
TCS エンタープライズグロースグループ プレジデントのクリシュナン・ラマヌジャム(Krishnan Ramanujam)は、次のように述べています。
「TCSは、先進的な企業がサステナビリティ戦略を策定し、事業活動全体で実行することを支援しています。TCSは、法規制要件に関する理解、デジタル技術の活用による持続可能性の加速、ビジネス機能やパートナーエコシステムの開発、持続可能性において破壊的革新を実現する領域の特定、新たなビジネスモデルへの移行など、持続可能性の道のりにおけるあらゆるステージでお客さまをサポートしています。今回のリーダーとしての評価は、当社のビジョン、より新しいケイパビリティ構築のための投資、持続可能性サービス・ソリューションの豊富なポートフォリオ、コンサルティング主導のアプローチ、そしてこれらの結果としてもたらされる市場での成功の証といえるでしょう」
TCSは、200を超えるサステナビリティサービスとソリューションの包括的なサービスを提供し、さまざまな業界のESG(環境・社会・ガバナンス)の優先事項に取り組んでいます。環境分野では、TCSのソリューションは、お客さまの事業の脱炭素化、ネットゼロへの道筋を作り、自然資本を回復し、水資源の責任ある管理体制を支援します。また、俊敏(アジャイル)でレジリエント、かつ持続可能なサプライチェーンを設計し、リユース・回収・リサイクルを促進することで、製品・サービスにおける循環性の実現も支援しています。
社会面では、職場環境における安全、従業員の健康・ウェルネスを促進するデジタルソリューションや、インクルージョンの強化に向けたアクセシビリティソリューションなどを提供しています。
ガバナンスの分野では、コンプライアンスの向上、データに基づく意思決定、レポーティング機能の強化、行政機関がよりよい市民サービスを提供するためのソリューションやサービスを提供しています。
その他、TCSの主要なオファリングは、以下の通りです。
TCS Clever Energy™(クレバーエナジー):受賞歴のあるプラットフォームは、IoT、AI、機械学習、デジタルツインを活用し、商業施設やオフィスビル、小売店、倉庫、工場などにおける、エネルギー消費、CO2排出、エネルギーコストの削減を支援します。
TCS Envirozone™(エンヴィロゾーン):サプライヤーの調達リスクを追跡・軽減することで、企業が持続可能なサプライチェーンを実現するための調達に関する意思決定を支援する、サステナビリティのデータエコシステムを活用したデジタルソリューションです。150のESGに関連するKPIに対する活動のトラッキングにより、組織が収集したデータから持続可能性を評価し、サプライチェーンリスクを軽減するサポートをします。
TCS ESG Integration Framework and Solution Accelerator(ESGインテグレーションフレームワーク&ソリューションアクセラレータ): 地域、国、分野とデータポイントの関係についての事前構成済みのインジケーターライブラリを搭載した、持続可能性への影響を測定・トラッキングするための柔軟なフレームワークおよびソリューションアクセラレータです。本ソリューションは、金融リスク・分析ソリューションを補完するもので、大手金融インフラ企業への導入実績があります。
TCS Digital Sustainability Assessment Solution(デジタルサステナビリティ アセスメント ソリューション): 各事業分野に特化した事前構成済みのスクリーニングガイドラインと除外項目を搭載した、堅牢で柔軟性の高いTCSのアセスメントフレームワークを駆使し、潜在顧客、サプライヤー、エンドユーザーとそのプロジェクトをデジタルに評価します。このアセスメントフレームワークは、Global Reporting Initiative(サステナビリティに関する国際基準の策定を使命とする非営利団体)、SASB(Sustainability Accounting Standards Board:サステナビリティ 会計基準審議会)、IR(Investor Relations: 投資家向け広報)のような主要なESGの指針や持続可能性の骨子について報告するためのフレームワークを構成することもできます。
また、TCSは、アカデミア(学術界)、スタートアップ企業、テクノロジープロバイダーとのパートナーエコシステムを活用し、お客さまのサステナビリティの取り組みを加速させる支援に取り組んでいます。ニューヨーク、ピッツバーグ、トロント、アムステルダム、東京に広がるコ・イノベーション(共創)のためのハブ拠点「TCS Pace Port™(ペースポート)」では、お客さまと密接に連携しながら、喫緊のサステナビリティの課題についてアイデアを創出し、有望なソリューションを迅速にプロトタイプ開発、構築しています。
こうしたソリューションは、持続可能なオペレーション、製品、サービス、さらには革新的なビジネスモデルによる新たな収益源となります。
IDC ESGビジネスサービス リサーチアナリストのダン・ヴェルサーチ(Dan Versace)氏は、次のように述べています。
「TCSは、サステナビリティ戦略に対して真に総合的かつ領域横断的なアプローチを採用し、ESGに関する個々の課題を結びつけると同時に、環境問題と社会問題の本質的な関連性を考慮したサービスを開発しています。TCSの豊富な経験、業界や地域に特化したESG製品やサービスの包括的なポートフォリオ、大規模なエンゲージメントを提供するケイパビリティが、今回のリーダーとしての評価につながりました」
以上
IDC MarketScapeについて
IDC MarketScape は、特定市場におけるICTサプライヤーの競争力の適応度を把握できるベンダー分析モデルです。調査方法として、定量的および定性的な評価基準に基づいた厳密な採点手法を用いています。調査結果は当該市場における各ベンダーの位置付けを示す、1つのグラフィックスによって図示されます。IDC MarketScape は、ICTベンダーのプロダクトやサービス、ケイパビリティ(プロダクト・サービス提供能力)、戦略、さらには現在および将来の市場における成功要因を比較可能とした明確なフレームワークを提供します。ITバイヤーはこのフレームワークを利用することによって、ICTベンダーの強みと弱みを包括的に把握できます。
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを55年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた61万4,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2023年3月31日を末日とする会計年度の売上高は279億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。
本資料は、2023年6月5日(現地時間)、米国・ニューヨークならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。
発表内容の詳細は原文をご覧下さい。