企業向け生成AI適用のためのオファリングを通じ、お客さまのビジネスの変革と成長を支援
シアトル | ムンバイ、2023年7月6日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、Azure OpenAIに関する専門性を大幅に強化する計画を発表するとともに、Microsoft Cloud上で新たにGenerative AI Enterprise Adoption(企業向け生成AI活用)オファリングの提供を開始し、Microsoftとのパートナーシップを深めることとなりました。これによりお客さまは、生成AI(ジェネレーティブAI)活用への道のりを大きくスタートさせ、成長と変革を加速させることができます。
TCSは、5万人以上のAIに関する研修を積んだ社員と、Microsoftに特化したマイクロソフトビジネスユニットの集合知を結集し、Microsoft Cloud上でTCSのデータアナリティクスやAIサービスを駆使して、お客さまのAI活用への道のりを支えてきました。TCSは、MicrosoftのAI Council(AIカウンシル)のメンバーであり、「Data & AI」(データとAI)のSolutions Partner(ソリューションパートナー)指定を取得しており、「AI and Machine Learning on Azure 」(Azure上のAIおよび機械学習)と「Analytics on Azure」(Azure上のアナリティクス)でもMicrosoftのSpecialization(スペシャリゼーション)の認定を受けています。
TCSのマイクロソフトビジネスユニットでは現在、25,000人の社員が「Azure OpenAI」に関する研修と認定を受け、お客さまが生成AIの導入を加速できるよう支援していきます。
TCSはまた、「Generative AI Enterprise Adoption(生成AIの企業への導入を支援するオファリング)」の提供も開始しました。これは、TCS独自の変革のためのフレームワークを活用し、TCSの文脈的知識*とAzure OpenAIサービスに関する専門知識を結集して、顧客体験の向上、新たなビジネスモデルの立ち上げ、収益の拡大、生産性の向上を支援するものです。TCSとお客さまのチームはこのフレームワークを用いて、喫緊のビジネス課題の解決につながるようなAIを活用したソリューションについてアイデア創出、Azure OpenAI上で概念実証(PoC)の実施、実現に向けたロードマップの作成、ステークホルダーのフィードバック収集、モデルの検証、強力なガードレールの構築などを通じて、確実な導入へとつなげます。
*contextual knowledge(コンテクスチュアルナレッジ) : お客さまが置かれた様々な状況において適用すべき最適な知見
この共同イノベーションは、ニューヨーク、ピッツバーグ、トロント、アムステルダム、東京にあるTCSのイノベーションと研究のための拠点である「TCS Pace Port™(ペースポート)」で行うことができます。これらの拠点では、研究者やスタートアップ企業といった、TCSのイノベーションエコシステムのパートナーの研究も活用できます。また、より高度なレベルでは、お客さまがAIを大規模に導入するための企業戦略を進化させることもできます。
さらに、TCSは、Azure OpenAIの言語モデルに基づいて構築された生成AIツールGitHub Copilotに関するアドバイザリー、基盤のセットアップ、およびロールアウトといったサービスを通じて、お客さまのソフトウェア開発を加速させ、プログラマーの生産性を高め、これによりプログラマーのコード開発の迅速化、省力化を推進します。
TCSは、Azure OpenAIを利用してお客さまの生成AI活用を支援するだけでなく、この新技術を利用して自社の製品やプラットフォームも強化しています。例えば、Microsoft Azureで構築された小売戦略のためのインテリジェントなプラットフォーム「TCS Optumera™(オプチュメラ)」は、生成AIを活用し、主なビジネスプロセスをインテリジェントかつ自律的なものにすることにより、バリューチェーンに最適な製品計画やサプライチェーンの意思決定を支援します。
TCSは、適切に管理され統合されたデータ分析システムから得られるクリーンなデータを使用して、お客さまがAIに関して強固な基盤を構築できるよう支援します。データ資産のモダナイズおよび変革のためのソリューション「TCS DAEzMo™(デズモ)」は、企業の収益化までの時間を短縮し、リスクを低減します。「TCS Datom™(データム)」は、企業のデータ成熟度を評価し、包括的なデータおよびアナリティクス戦略を定義するのに役立ちます。TCSは、Microsoft Fabricの初期パートナーとして、お客さまがこの新しい統合的なアナリティクスプラットフォームを活用して、AI基盤の構築を加速できるよう支援しています。
TCS マイクロソフトビジネスユニット グローバルヘッドのシヴァ・ガネサン(Siva Ganesan)は、次のように述べています。
「生成AIは、企業が収益を拡大し、新たなイノベーションを生み出し、より多くの仕事をこなすための手法を根底から覆すものです。より速く、より良く、よりコスト効率よく ― これらすべてを実現する可能性を秘めたゲームチェンジャーなのです。TCSのGenerative AI Enterprise Adoptionにより、私たちと協働するお客さまは新たな成長機会への扉を解き放ち、心躍る革新への道のりの第一歩を踏み出すことができます」
Microsoft グローバルシステムインテグレーターズ&アドバイザリーパートナーズ コーポレートバイスプレジデント(CVP)のケリー・ローガン(Kelly Rogan)氏は、次のように述べています。
「TCSの、Azure向けのGenerative AI Enterprise Adoption(企業向け生成AI活用)オファリングは、生成AIの活用に必要な情報とリソースを提供し、お客さまのイノベーション創出とビジネスの成長を加速させます」
また、マイクロソフトビジネスユニットは、Microsoftの認定を取得した5万人の社員で構成され、世界で数百社におよぶお客さまに対し、1,000件以上のAzureに関する契約を締結しており、Microsoftのパートナーエコシステムにおいて最も認知度の高いパートナーの1社となっています。「2022 Microsoft Partner of the Year(2022年マイクロソフト パートナー・オブ・ザ・イヤー アワード)」の「Global SI & Advisory Digital Transformation(グローバルシステムインテグレーター&アドバイザリーデジタルトランスフォーメーション)」部門をはじめ、「Retail and Consumer Goods(小売・消費財)」部門ならびに「SAP on Azure」部門、「US Advisory Services(米国アドバイザリーサービス)」部門、および「US Financial Services(米国財務サービス)」部門、他9部門も受賞しました。TCSは、Azure Expert Managed Service Providerで、6つのMicrosoft Partner Designations(パートナー指定)をすべて取得し、17のMicrosoft Advanced Specialization(アドバンストスペシャリゼーション)の認定を受け、Microsoft Business Applications(ビジネスアプリケーション)の2022~2023年度の Inner Circleの一員でもあります。
詳細は、TCS Generative AI Enterprise Adoption on Azureのページをご覧ください。
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを55年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた61万4,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2023年3月31日を末日とする会計年度の売上高は279億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。