15万人以上の社員に対し生成 AIの基礎研修を実施し、
最先端のツールやプラットフォームで実験を行う「AIエクスペリエンスゾーン」を設立
Everest GroupとForresterは、2024年1月の評価でTCSをAIの「リーダー」に選出
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で世界のリーダーが集まる中、カーネギーメロン大学、マサチューセッツ工科大学の研究機関とともに、AIの未来戦略とイノベーションについて議論
このページは、2024年1月12日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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ムンバイ、2024年1月12日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界最大のAI人材創出を目指し、バリューチェーン全体にわたるAIのケイパビリティを強化しています。これまでに15万人以上の社員に向けて生成AIの基礎研修を実施し、「AI Experience Zone (AIエクスペリエンスゾーン)」を立ち上げました。これにより、社員のAIや生成AIに関する実践的なスキルを養成します。
AIエクスペリエンスゾーンでは、没入的な環境の下で、「責任あるAI」の原則に従い、必要とされるすべてのガードレールを用いながら、最先端の生成AIを搭載したアプリケーションに触れ、探求し、実験を行い、革新的なユースケースを作成できます。
このAIエクスペリエンスゾーンでは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、グーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)などが提供するオープンソース技術や主要な大規模言語モデル(LLM)を活用した実験を容易に施行できます。コンテンツ作成、情報検索、タスク自動化といったさまざまなユースケースを活用し、こうした技術やツールの使用経験を積むこともできます。さらに、生成AIの基本的なコンセプトを網羅した研修を通じ、豊富な知見を習得できます。
TCS AI.Cloud ユニットヘッドのシヴァ・ガネサン(Siva Ganesan)は、次のように述べています。
「生成AIは、自動化や効率性の向上をもたらす、あたかも同僚のような存在になりうる、大きな可能性を秘めています。AIエクスペリエンスゾーンを通じて、社員は生成AIが持つ変革の可能性について実体験を通じて探究しています。AIエクスペリエンスゾーンの特長は、コラボレーションの促進です。世界のさまざまな地域から課題認識を共有する社員が集結し、特定の課題に対するソリューションを構築するために協働します。AIエクスペリエンスゾーンでは、ハッカソンやさまざまなチャレンジ、コンテストへの参加も奨励しており、社員が生成AIに関する知識を応用し、実力を発揮するための実践的な道筋も提示しています」
TCSのAI分野における躍進は著しく、大きな注目を集めています。最近では、市場調査会社Forrester(フォレスター)によるレポート「AI Services Landscape Offerings around Industry Value Chains, SDLC Reimagination, and Responsible AI(業界のバリューチェーン、ソフトウェア開発ライフサイクルの再構築、責任あるAIをめぐるAIサービスの展望)」で取り上げられました。
TCSは、ハイパースケーラー以外にもNVIDIAやAnthropicといった企業とも提携し、お客さまに業界最高水準のサービスを提供しています。今後も既存のパートナーシップを拡大しながら、AIに焦点を当てた新たなパートナーシップも構築していきます。すでに、アドバイザリー、実装、運用にわたるAI導入のライフサイクル全体で、アクセラレーター、フレームワーク、アセット(資産)を構築するために、世界で24のセンター・オブ・エクセレンス(CoE:Centers of Excellence)、14のイノベーション・ハブ(拠点)に投資し、多様なケイパビリティを有するAIのエコシステムを構築しています。
TCS CTO(最高技術責任者)のハリック・ヴィン(Harrick Vin)博士は、次のように述べています。
「TCSは、デジタルの可能性を切り拓く中、一貫してAIに優先的に注力し、AIを戦略の中心的要素に位置づけています。Fortune 500(フォーチュン500)の40社に向けて、AIサービスの大規模プロバイダー(最高レベルの評価)として、事業のオペレーションにとどまらず、リーダーとしてのあり方も変革しています。また市場調査会社Everest Group(エベレストグループ)は、世界のトップサービスプロバイダー26社を評価したレポート「PEAK Matrix Assessment 2023」において、TCSを「リーダー」として評価しました。こうした評価は、TCSのAIにおけるケイパビリティ強化に対するコミットメントの証といえるでしょう」
TCSは、世界に6拠点を擁するイノベーションハブTCS Pace Port™(ペースポート)のエコシステムを駆使し、AIの提供に注力し、急速に進化する現代世界でイノベーションを実現しています。業務プロセスの全般にわたり生成AIがもたらす可能性を追求し、イノベーション、効率性、お客さまのビジネスの成功といった観点で新たなベンチマークを設定し、未来へ向けて成長を加速させようとしています。
TCSは、スイスで開催される世界経済フォーラム年次総会2024(ダボス会議)でAIがもたらす未来についての議論を牽引します。また、カーネギーメロン大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)の「コネクション・サイエンス(Connection Science)やコンピューターサイエンス・人工知能研究所(CSAIL: Computer Science & Artificial Intelligence Laboratory)といった世界最高峰の技術研究機関とも連携し、チェンジメーカー、イノベーター、ビジネスリーダーの精鋭が世界中から集まる中、AIにおける未来のイノベーションとブレークスルーについて議論します。
ダボス会議に先立ち、TCS CEO(最高経営責任者)兼マネージングディレクターのクリティ・クリティヴァサン(Krithi Krithivasan)は、AIが人間の能力をどのように補完すべきか、また、企業がいかにAIファーストのアーキテクチャを構築する必要があるかについて、インサイトを共有しました。
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを50年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた61万5,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2023年3月31日を末日とする会計年度の売上高は279億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。