TCSはGoogle Cloudとのパートナーシップを拡大し、TCS Managed Detection and ResponseとTCS Secure Cloud Foundationの2つのソリューションを提供
これらのソリューションを通じて、非クラウド環境でも企業の脅威検出と対応力を強化し、お客さまが将来を見据えた安全なビジネスを構築できるよう支援
このページは、2024年9月3日(現地時間)、米国カリフォルニア州ならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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米国カリフォルニア州サニーベール | ムンバイ、2024 年 9 月 3 日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS) は、Google Cloud とのパートナーシップを拡大し、お客さまに 2 つの新しいサイバーセキュリティソリューションを提供することになりました。この提携は、さまざまな業界の企業のサイバーレジリエンスを強化し、TCS と Google Cloud の最先端技術を活用して、各領域に特化したイノベーションで企業を支援することを目的としています。
TCS Managed Detection and Response(MDR)ソリューションは、Google Security Operationsのプラットフォームを活用して、セキュリティチームが脅威を検出して対応するのに要する時間を短縮します。ハイパースケーラーの高度な脅威検出機能と TCS の文脈的知識*を組み合わせることで、継続的なセキュリティ監視と 24 時間体制の対応が可能になります。TCS Secure Cloud Foundationソリューションは、Google Cloud のセキュリティソリューションを活用し、DevSecOps ライフサイクル全体にセキュリティとコンプライアンスのガードレールを組み込むことで、シングルクラウド、マルチクラウド、およびハイブリッドクラウドの環境全体でクラウドセキュリティ体制とガバナンスを強化します。AI、機械学習、自動化を活用したこのソリューションは、継続的にリスクを監視し、セキュリティポリシーから逸脱する事項を特定して、推奨是正措置を提供します。
*contextual knowledge(コンテクスチュアルナレッジ) : お客さまが置かれたさまざまな状況で適用すべき最適な知見
TCS サイバーセキュリティ事業部門バイスプレジデント 兼 グローバルヘッドのガネサ・スブラマニアン(Ganesa Subramanian)は、次のように述べています。
「企業は急速に変革を遂げていますが、自信を持って成長するためには変革の道のりを安全なものにしなければなりません。生成AI の台頭により、サイバーセキュリティをモダナイズし、サイバーレジリエンスを強化する必要性がさらに浮き彫りになっています。この度の提携を通じて、TCS と Google Cloud の業界最高水準の機能、文脈的知識、アクセラレーターを組み合わせ、お客さまのデジタル資産を総合的に保護し、将来に備えたサイバーレジリエントな企業となれるよう支援します」
TCS はすでに、複数のお客さまに向けてこれのソリューションを導入し、成功を収めています。例えば、ドイツに本社を置く大手銀行では、TCS Secure Cloud Foundationソリューションを活用して、800 を超えるビルド時およびランタイムのセキュリティポリシーを自動化、識別、導入し、規制コンプライアンス要件を確実に遵守できるようサポートしています。
TCS Google Cloud事業部門バイスプレジデント 兼 エグゼクティブチャンピオンのニディ・スリヴァスタヴァ(Nidhi Srivastava)は、次のように述べています。
「TCSとGoogle Cloudのパートナーシップ拡大により、TCS Managed Detection and ResponseソリューションとTCS Secure Cloud Foundationソリューションという、AIを活用した業界横断的なエンタープライズソリューションを提供し、サイバーセキュリティの脅威に対抗できるようお客さまを支援します。TCSの深い業界知識、包括的なポートフォリオ、そしてGoogle Cloud上での拡張性により、お客さまに迅速に価値をもたらします」
TCS と Google Cloud は、10 年にわたるパートナーシップを通じて、グローバル企業がクラウドの力でビジネスを変革するのを支援してきました。この度のパートナーシップとしての新たなフェーズでは、脅威インテリジェンス、セキュリティ運用、クラウドセキュリティといった分野にわたって、Google Cloud の AIを活用したセキュリティポートフォリオを駆使します。TCS と Google Cloud は、規制コンプライアンスを遵守するために必要な現地の専門知識とともに、カスタマイズされたソリューションを全世界に提供し、お客さまのクラウド変革への取り組みが確実に成功するよう支援します。
Google Cloudセキュリティオペレーション担当 バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャーのピーター・ベイリー(Peter Bailey)氏は、次のように述べています。
「TCSとGoogle Cloudは長年にわたるパートナーシップを通じて、お客さまがクラウドとAIを活用してビジネスを成長させ、変革できるよう支援してきました。Google Security Operationsのプラットフォームを、TCS Managed Detection and ResponseソリューションとSecure Cloud Foundationソリューションに統合することは、このパートナーシップによる当然の展開といえるでしょう。これにより、TCSとそのお客さまは、Google SecOpsのプラットフォームが持つ世界規模の拡張性、検索機能、AI搭載の調査と対処のための統合型ワークフロー、およびMandiant Threat Intelligence(サイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム)を活用できるようになります。両社が協力することで、お客さまがセキュリティ体制を強化し、脅威へのリアルタイムの対応力を大幅に向上できるよう支援していきます」
TCS は、包括的なデジタルソリューションが評価され、Google Cloud から数多くの賞を受賞しています。2024 年には、「Google Cloud Global Expansion Partner of the Year」、「Google Cloud Specialization Partner of the Year - Data Management」、「Google Cloud Talent Development Partner of the Year - Asia Pacific」の3 つの主要な賞をはじめ、さまざまな賞を受賞しました。
TCS のサイバーセキュリティのオファリングは、コンサルティングから実装、マネージド・セキュリティ・サービスまでを網羅し、検出とその後の対応、ID とアクセス管理、攻撃対象領域の管理、ガバナンス、リスクとコンプライアンス、データ・プライバシーと保護、デジタル・フォレンジックとインシデント対応、クラウドセキュリティ、サイバー・フィジカル・セキュリティなど多岐にわたります。これらのオファリングは、各業界固有の課題に対応すべくカスタマイズされています。16,000 人を超えるサイバーセキュリティに関するプロフェッショナルを擁する TCS は、世界中の 600 社を超える企業のデジタル資産全体の保護とセキュリティ体制の改善を支援しています。世界中の15 か所以上のTCS のサイバーセキュリティ・ デリバリー・センターのネットワークを通じて、さまざまな地域で安全な事業運営を実現しています。
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを50年以上に渡り支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた60万1,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2024年3月31日を末日とする会計年度の売上高は290億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。