TOKYO | MUMBAI、2017年9月14日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は本日、IT運用のコグニティブ・オートメーション・ソリューション「ignio™(イグニオ)」を日本で展開することを発表しました。
ignioはアプリケーションやITインフラに関する知識をあらかじめ備えており、導入直後から周囲のビジネス環境を理解し、迅速かつ最適な判断を行うことを可能にします。IT運用状況が明瞭になることで、企業はこれまでより迅速かつ正確に問題を予測し防ぐことができるようになるほか、業務効率も大幅に向上するため、より機動的で強固な、生産性の高い組織を築くことが可能になります。
通常、システム障害が起こると、その対応には多大なリソースが費やされます。ときには複数の部門を巻き込んで根本原因の特定や解決案の検討が行われます。これには数時間から事態によっては数日を要する場合があります。しかし、ignioであれば数分のうちに根本原因を特定し、さらには自律的に問題を解決することが可能です。
TCSソフトウエア製品のグローバルセールス ヘッドのAkhilesh Tripathiは次のように述べています。「日本でも新たなデジタル経済に対応すべく、多くの企業がAIなどを活用した変革に乗り出していますが、世界的にみてもAI製品の多くは長い学習時間を必要とします。そこでignioにはアプリケーションやITインフラの知識をあらかじめ搭載し、6週間未満という短期間で効果を発揮できるようにしました」
また、日本TCS ITインフラストラクチャサービス ヘッドの関野則和は次のように述べています。「ignioは大規模にITを運用する企業に迅速かつ明確な効果をもたらすソリューションであり、AIを活用した運用業務は、今後、日本市場に大きな影響を与えると考えます。三菱商事株式会社様との初めての効果検証では有望な結果が得られ、こうした確信を深めています。さらに、ignioはSAP ERPとのインテグレーション認定を取得しており、これも日本でのignio導入拡大の大きな弾みになると期待しています」
三菱商事株式会社のIT企画部長 樋口毅様は、ignioの導入効果を確認された感想を次のように述べていらっしゃいます。 「ignioのトライアル効果はすぐに表れ、その結果にたいへん満足しています。トライアル領域において、インシデントの復旧時間が30%短縮されたほか、インシデント対応作業量が半分になり、ヒューマンエラーもほぼゼロになりました。今後、本格適用することでIT投資の最適化が期待できると考えます。ITシステムが安定することで、IT運用の作業効率の向上や作業ミスの削減が見込まれるのみならず、ビジネス上の価値向上にも寄与すると考えます」
2015年6月の提供開始以降、ignioは「フォーチュン500」に格付けされたさまざまな企業において1,000,000以上のITリソースの洗練された運用に貢献しています。この度、日本国内でも技術者や体制が整ったことから、日本のお客様にも提供を開始することとなりました。
【ignioについて】
ignioは、企業向けのコグニティブ・オートメーション・ソリューションです。種類の異なる、しかし、相互に接続しているアプリケーションやそれを支えるIT環境を結び付けることで、スマートな決定を促し自律的にアクションを実行します。
Ignioの詳細については、こちら 又は http://www.digitate.com をご覧ください。
ignioは環境の「学習」、問題の「解決」、障害の「予防」という3つのコア機能を備えた包括的なソリューションです。
【タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について】
タタコンサルタンシーサービシズは、世界の企業を顧客として革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを提供する企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、IT、BPS、インフラストラクチャ、エンジニアリング、およびアシュアランスサービスを総合的に展開しています。これらは卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自のグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル(Global Network Delivery Model™)を通じ、提供されています。TCS は世界有数のコングロマリット(複合企業体)であるタタグループに属し、385,000人を超える最高のトレーニングを受けた人材を世界46 カ国に展開しています。2017 年3 月31 日を末日とする会計年度の売上高は176 億米ドルに達し、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。 TCS の詳細については www.tcs.com/jp をご覧ください。