東京 | ムンバイ、2017年12月6日:タタコンサルタンシーサービシズ(以下、TCS)は、パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、以下、パナソニック)がTCSのクラウドソリューション「ERP on Cloud」を用いて、間接材調達業務の変革を実現したと発表しました。
パナソニックは、ERP on CloudプラットフォームにTCSのビジネスプロセスオペレーションサービスを組み合わせることで、アジアで展開するグループ会社全体において、コンプライアンスの強化と業務プロセスの共通化を実現しました。本ソリューションにより、パナソニックは間接材のソーシング・調達業務の状態をリアルタイムに把握することができるようになり、さらに統一された調達プラットフォームの採用が、間接材調達業務の品質向上とコスト改善にも寄与します。
ビジネス変革に向けたこの大きな取り組みは2015年初頭に開始し、アジア10カ国以上、130を超える販売・製造拠点における調達プロセスの共通化により、間接材調達業務におけるコンプライアンス(法令遵守)と透明性の向上を目的としていました。本プロジェクトは、さまざまな国で異なる文化や言語を背景にもった各国関係者のニーズにも配慮し、円滑に遂行されました。
パナソニック株式会社グローバル調達社MRO調達センター所長の永田琢也氏は次のように述べています。「パートナー選定にあたっては、TCSの調達業務領域における卓越した専門知識や調達業務のプロセス変革および合理化に関する能力を評価し、本プロジェクトを依頼しました。結果として、プロセスを共通化しコンプライアンスを向上するにとどまらず、運用面においても、サプライヤーの合理化、カタログ管理、発注処理などを通じ、高い付加価値を提供してくれました。TCSは忠実なパートナーとして、当社の変革への道のりを支援してくれました。」
TCSバイスプレジデント兼TCSプラットフォームソリューション グローバルヘッドのラジュ アグラワル(Raj Agrawal)は次のように述べています。「私たちは、パナソニックのソーシング・調達プロセスの変革のパートナーに選ばれたことを光栄に思います。TCSプラットフォームソリューションは、コンプライアンスの向上や調達業務の効率化に貢献すると確信しています。今回は複数の国や地域にまたがるプロジェクトでしたが、限られた時間の中で無事に完了することができました。これは両社のすべての国と地域の関係者全員が達成に向けて強い決意で臨んだことによる結果だと認識しています。」
TCSは、今後もインフラからプロセス設計、アプリケーション展開、アプリケーションサポート・運用までをワンストップで提供し、お客様を支援していきます。
【パナソニックについて】
パナソニック株式会社(Panasonic Corporation)は、部品から家庭用電子機器、電化製品、FA機器、情報通信機器、および住宅関連機器等に至るまでの生産、販売、サービスを行う総合エレクトロニクスメーカーです。
2018年に創業100周年を迎えるパナソニックは、495の連結子会社と91の持分法適用会社を持ち、グローバルに事業を展開しており、2017年3月期の連結売上高は7兆3,430億円を達成しました。
パナソニックは、事業部が持つ専門性の高い技術力、モノづくり力、さらに社外のビジネスパートナーの持つ強みを掛け合わせ、新たな価値の創造を追求し、ブランドスローガン「A Better Life, A Better World」のもと、世界中のお客様の一人ひとりにとっての 「よりよいくらし、よりよい世界の実現」を目指しています。パナソニックの詳細については www.panasonic.com/global をご覧ください。
【ERP on Cloudについて】
TCSのERP on Cloudプラットフォームは高い信頼性とスケーラビリティを備えた、セキュアなクラウド型業務支援ソリューションです。調達、サプライチェーン、製造、販売・流通、カスタマーサービス、人材管理、財務・会計、予算編成、プランニングなど、幅広い業務に対応しています。モバイル対応機能やアナリティクス機能も備えており、ステークホルダーのデータに基づく意思決定を強力に支援します。
ERP on Cloudではビジネスプロセスサービス、ヘルプデスク、アプリケーション、インフラがひとつのプラットフォーム上で連携しています。予め設定・標準化されたビジネスプロセスを取り入れることで、ローカライズやカスタマイズを極力減らし、スムーズでスピーディな導入を実現します。さらに、お客様のビジネス上のニーズの変化に柔軟に対応する重量課金制の料金設定により、高いスケーラビリティを確保するとともに運用コストも最適化します。ERP on Cloudの詳細については https://www.tcs.com/enterprise-resource-planning をご覧ください。
【タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について】
タタコンサルタンシーサービシズは、世界の企業を顧客として革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを提供する企業です。TCSはコンサルティングを基盤とし、IT、BPS、インフラストラクチャ、エンジニアリング、およびアシュアランスサービスを総合的に展開しています。これらは卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS独自のグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル™(Global Network Delivery Model™)を通じ、提供されています。TCSは世界有数のコングロマリット(複合企業体)であるタタグループに属し、385,000人を超える最高のトレーニングを受けた人材を世界46 カ国に展開しています。2017年3月31日を末日とする会計年度の売上高は176億米ドルに達し、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。TCS の詳細については www.tcs.com/jp をご覧ください。