サンタクララ | ムンバイ、2018年2月6日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、NelsonHall(ネルソンホール)が発行した調査レポート「NelsonHall SAP HANA and S/4HANA Services NEAT」において 「リーダー」の評価を獲得しました。
TCS エンタープライズ・アプリケーションサービス部門 グローバルヘッドのアキレシュ ティワリ(Akhilesh Tiwari)は次のように述べています。「SAP HANAやS/4HANAといったデジタル技術は、ビジネスにおける分析、予測の簡便化に寄与し、企業がそれらを即座にかつ積極的に活用することを可能にするもので、TCSはBusiness 4.0に根ざした経営変革を目指す企業を力強くサポートしています。今回の評価の獲得は、SAP HANAを活用したコンサルティングや導入・移行サービスにおけるTCSの戦略やケイパビリティ、さらに、これらの分野への投資実績が適切に考慮された結果であると認識しています」
TCSはSAP HANAおよびS4/HANAを軸として、全社的な戦略の定義をはじめ、概念検証(PoC: Proof of Concept)、ビジネスケースの作成、プランニング、インフラ管理、実装、移行、サポートといったコアプログラム活動を網羅したエンド・ツー・エンドのサービスを展開しています。また、TCSが世界各地に設置するイノベーションセンターでは、ドメイン知識とSAP HANAの専門知識を組み合わせ、30以上のアナリティクス・ソリューションや概念検証を幅広い業界、ドメインに向けて構築しており、顧客企業がより実効性の高いインサイトをリアルタイムで入手することを可能にしています。
TCSの「SAP S/4HANA Transformer Suite」は実装後の業務プロセスや運用を可視化することで、実装におけるリスクを軽減します。これらのアセットや支援ツールを活用し、また、世界各地のSAPコンサルティングチームが地理的な制約にとらわれることなく連携し、自動化されたアジャイルモデルによって変革ソリューションの導入を支援します。TCSのコグニティブ・オートメーション・ソリューション「ignio™ for SAP」は、SAPアプリケーションの保守やOS/データベース管理など、SAPの管理全般の知識をあらかじめ備えており、例えば、起こりやすい不具合を自動的に解決するなど、より効率的かつ効果的なSAP運用を可能にしています。
NelsonHall ITサービスリサーチディレクターのデイビッド マッキンタイア(David McIntire)氏は、次のように述べています。
「TCSはSAPの専門スキルを持ったスタッフを世界各地で育成するとともに、業界特有の要求事項に対応する拡張機能やツールの開発に注力しており、SAP HANA、S/4HANAに関する顧客ニーズに応える体制が整っています」
アキレシュ ティワリ(Akhilesh Tiwari)は加えて、「TCSはお客様のビジネスを理解しており、その知識を活用する力を持っています。SAP HANAおよびS/4HANAに精通し、また自動化ツールや業界に特化した支援ツールにも注力しています。これらを生かし、お客様が自社の顧客満足度を高め、ビジネスの俊敏性を手にし、イノベーションを促進する支援をしていきます」と述べています。
【NelsonHall(ネルソンホール)について】
NelsonHallは、次世代のITやビジネスサービスにおける「Art Of The Possible(*)(アート・オブ・ジ・ポッシブル)」に対する理解の醸成に寄与する世界有数のアナリスト企業です。米国および欧州にアナリストを擁し、クライアント企業が調達に関する意思決定を質の高い情報に基づいて迅速に行えるよう、市場やベンダーに関する重要かつ詳細な情報を提供しています。また、ベンダーに対しては、市場動向やユーザー企業の要求事項など、Go-To-Market(市場開拓)に役立つ奥の深い情報を提供しています。NelsonHallが提供するリサーチは、すべてが独特かつ緻密で、品質、奥の深さ、洞察性は多方面から高い評価を得ています。NelsonHallの詳細については https://research.nelson-hall.com をご覧ください。
* | 実現可能なことを確実に実現する技術: ドイツの政治家 オットー・フォン・ビスマルク(Otto von Bismarck: 1815-1898)が遺した言葉“Politics is the art of the possible.”(政治とは可能性の芸術である)に由来。本来は「政治におけるリアリズム(現実主義)」を指す。すなわち、「現状から最善の結果を導き出すためには、不可能な理想は追求せず(実現不可能な目標は設定せず)、実現可能な目標を確実に実現することが重要である」とする政治哲学。 |
【タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について】
タタコンサルタンシーサービシズは、半世紀にわたり革新的かつ業界最高水準のITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援しています。TCSはコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS独自のアジャイル・デリバリー・モデルを通じ、地理的制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた390,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2017年3月31日を末日とする会計年度の売上高は176億米ドルに達し、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。TCSの詳細については www.tcs.com をご覧ください。
※本内容は、2018年2月6日(現地時間)に米国カリフォルニア州・サンタクララ、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。