ムンバイ、2018年8月22日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、IoTサービスに関する評価レポート「HFS Blueprint Report」(*1)において、「Winner’s Circle」に位置付けられました。TCSにとって同評価の獲得は3年連続となります。
本レポートは、TCSを「大規模なIoT案件の遂行能力を備えている」と評価しています。レポートは、TCSが「エンド・ツー・エンドで可視化を実現するケイパビリティから高度なIoTデバイスの設置にいたるまで、産業向けIoTの構築において広範かつ奥行きのある実行力を有している」とし、TCSの規模や幅広いリーチ、大規模なIoT案件を統括する能力、イノベーションに向けたクライアントとのパートナーシップ、ソートリーダーシップを強みとして挙げています。
TCS バイスプレジデント 兼IoTプラクティスのグローバルヘッドのレグー・アヤスワミー(Regu Ayyaswamy)は次のように述べています。
「“Business 4.0™”の現代において、革新的な組織はIoTを積極的に活用して大量のデータを取得し、それを活用して新たな収益源の構築や飛躍的な価値の創造に取り組んでいます。今回の評価の獲得は、TCSのビジョン、IoTのケイパビリティや知的財産への投資、エンゲージメントモデル、さらに、その結果としてお客様にもたらされる価値を裏付けるものといえるでしょう」
TCSは、戦略立案からシステム設計、ソーシング、実装、技術面およびビジネス面での統合サービス、展開後のサポート・保守まで、包括的なIoTサービスのポートフォリオを提供しています。TCSはビジネスの現場のコンテクストを熟知しており、お客様の組織内のステークホルダーそれぞれのトランスフォーメーション・ニーズに沿った対応が可能です。コンサルティングに根差したTCS独自の「Value Discovery Approach」を用いてロードマップを策定し、価値を最大化する最適なユースケースを特定します。
TCSは、その知的財産を活用し、コネクテッドプロダクト(つながる製品)やスマートファクトリー、スマートシティ、エネルギー管理をはじめとした様々な用途に向けた独自のソリューションを開発しています。また、TCSの「Sensor Data Analytics IoT Framework」は、複数のセンサーからのデータ収集、加工、分析まで、従来モデルの200倍のスピードで実行できます。
「TCS Connected Universe Platform」は企業のIoTソフトウェアアプリケーションの開発、展開、管理を簡便にします。プラットフォーム上にはアプリケーションプログラミング用のインターフェースが用意されているほか、「Connected Universe」ポータルではIoTサービスを管理することができます。また、数十億のセンサーからインターネット経由で収集したデータのリッチアナリティクスが可能です。あらかじめ構築されたマイクロサービスや、即座に使えるソリューションアクセラレータ、プロセス自動化ツールが、デジタルトランスフォーメーションや収益化にかかる時間と労力を低減します。
HFS Research シニアバイスプレジデントのパリーク・ジェイン(Pareekh Jain)氏は次のように述べています。
「“Business 4.0™”のビジョンのもと、TCSは人材やスキルの育成・増強に投資しており、それがTCSの産業向けIoT事業に幅広さや奥深さをもたらしています。また、顧客とのコイノベーションにも注力しており、これはビジネスモデルの再構築を求める企業への大きなアピールになっています」
レグー・アヤスワミーは加えて、次のように述べています。
「TCSのお客様のビジネスコンテクストに対する包括的な理解、ビッグデータやアナリティクスの知見、知的財産への投資、強固なテクノロジー・パートナーエコシステムが、IoTを活用してトランスフォーメーションの実現を目指すお客様から選ばれるパートナーたらしめています。TCSはこれらを生かし、お客様に迅速な導入とともにビジネスにおける競争優位性をもたらします」
*1 | HFS Blueprint Report: Internet of Things Services 2018, Pareekh Jain, Jim Eastlake, Mayank Madhur著。2018年4月9日発行。 |
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズは、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブテクノロジーを活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーション・インディペンデント・アジャイル・デリバリー・モデル(Location Independent Agile Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた40万人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2018年3月31日を末日とする会計年度の売上高は190億9,000万米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)やMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.com をご覧ください。
※本内容は、2018年8月22日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。