サンタクララl ムンバイ、2018年9月27日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)のソフトウェア・ベンチャーであるディジテート(Digitate)は、同社が開発したコグニティブオートメーションプラットフォームignio™(イグニオ)が、Enterprise Management Associates (EMA)より「Advanced IT Analytics (AIA)」のリーダー(*1)の評価を獲得したことを発表しました。
評価では、ignio™がその独自のAIAのケイパビリティにより、グローバル企業のIT部門のサービスやインフラのパフォーマンスの向上、安定性や可用性の確保、変更管理支援、キャパシティ最適化などに貢献している点が認められました。
AIOps(Artificial Intelligence for IT Operations)を提供する主要ベンダーを評価したEMAは、ディジテートについて、質の高い先進的なアナリティクスのインサイトやヒューリスティクス(heuristics:問題に対する経験的・先見的な知識を利用して近似最適解を求める解法)を提供し、またアナリティクスを活用して誤ったアラートや重複したアラートをフィルタリングし、リアルタイムで予測を提供し、自動化を行うと評価し、ディジテートをソリューションベンダーの中の中核的なイノベーターに選出しました。また、インフラやアプリケーション、ビジネスプロセスの変更やそれらの導入予定に先行して、IT運用チームが複雑なシナリオのモデルを構築することを可能にする「ブループリンティング」など、ディジテートが擁する他のケイパビリティにも言及しました。
EMAバイスプレジデントのデニス・ドログセス(Dennis Drogseth)氏は次のように述べています。
「ディジテートのignioは、極めて高度な手法で、企業のITシステムをより積極的かつ効果的に機能させます。社内全体の高度な自動化や運用効率化への継続的な取り組みが、ディジテートを他社とは一線を画す存在にしています。そのケイパビリティは、今後、数カ月後、数年後で、さらに向上していくことでしょう」
ディジテート チーフコマーシャルオフィサーのアキレシュ・トリパティ(Akhilesh Tripathi)は次のように述べています。
「ignioはその画期的なAIAケイパビリティとお客様への提供価値により、産業界で評価が高まっています。さまざまなIT機能やプロセスでコグニティブオートメーションを実現することで、Business 4.0の世界でお客様がさらなる飛躍を遂げ、俊敏性を獲得し、目まぐるしい変化が続く市場で勝ち残るサポートを提供します」
AIA(あるいはオペレーショナルアナリティクス)は、膨大な部門横断的なデータや業界データから実行可能なインサイトを導き出し、ITのパフォーマンスと効率を高めるインテリジェントオートメーションを実現します。急速に進化するアドバンスト・アナリティクスを活用し、IT運用にとどまらず、ITサービス管理やライン・オブ・ビジネス(LOB)の開発にも革新的なメリットを提供します。
AIAを備えたignio™は、IT運用部門における以下のような優先事項の対応を支援します。
*1 | 「Leaders in Advanced IT Analytics (AIA): A Buyer's Guide for Investing in Innovation」(Dennis Drogseth著 Enterprise Management Associates 2018年9月発行) |
ディジテート(Digitate)について
ディジテート(Digitate™)は、機械学習やAIを活用し、IT運用やビジネスオペレーションをインテリジェントに管理します。表彰受賞歴のあるコグニティブオートメーションソリューションignio™(イグニオ)は、ITシステムの機能停止を迅速に特定し、数分のうちに修正します。あらかじめIT環境に関する知識を備えており、他のプラットフォームに比べて格段に短い期間でAI活用の価値をお客様に提供します。別個に機能しながらも相互に接続されたビジネスアプリケーションやプロセス、それを支えるインフラを連携させ、スマートな意思決定や自律的なアクションの実行を支援します。ディジテートはTCSの完全所有のベンチャー事業として2015年に設立され、米国カリフォルニア州サンタクララとインドのプネに本部があります。
ディジテートの詳細については、www.digitate.comをご覧ください。
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズは、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブテクノロジーを活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーション・インディペンデント・アジャイル・デリバリー・モデル(Location Independent Agile Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。 TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた40万人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2018年3月31日を末日とする会計年度の売上高は190億9,000万米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)やMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。