* 本プレスリリースの日本語抄訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2019年3月31日を末とする会計年度は「2019年度」となります)
このページは2018年10月11日(現地時間)にインド ムンバイにて発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
ムンバイ | 2018年10月11日: ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューションのリーディングカンパニーであるタタコンサルタンシーサービシズ(本社:インド・ムンバイ、以下「TCS」)は、Ind AS(インド会計基準) とIFRS(国際財務報告基準)に基づき、2018年9月30日を末日とする四半期の連結決算を発表しました。
TCS CEO(最高経営責任者)兼 マネージングディレクターのラジェシュ・ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)は、第2四半期の業績について、次のように述べています。
「第2四半期の事業全体における優れた業績をたいへん喜ばしく思います。さまざまな分野にわたるデジタルトランスフォーメーションへの需要拡大と、銀行・金融・保険(BFSI)分野および小売分野の継続的な加速により売上高が成長しました。私たちは、業界を牽引するデジタル分野での成長とトップクラスの顧客構成により、成長とビジネス変革を目指す顧客からパートナーに選ばれています。TCSはBusiness 4.0™に関するソートリーダーシップ、柔軟性に優れた知見、あらゆる分野における顧客対応能力によって差別化を図るとともに、ソリューションとサービスへの需要を拡大しています。TCS独自の「マシンファースト・デリバリーモデル(Machine First Delivery Model(MFDM™)」や「ロケーション・インディペンデント・アジャイル(Location Independent Agile:地理的な制約にとらわれないアジャイル開発)」は顧客の事業の自動化に貢献し、人とマシンの相乗効果を促し、優れたカスタマーエクスペリエンスを幅広く提供します」
TCS COO(最高業務執行責任者)兼 エグゼクティブディレクターのN. ガナパシー・スブラマニアム(N. Ganapathy Subramaniam)は、次のように述べています。
「アナリティクス、クラウド、および自動化をはじめとする分野の需要が好調で、きわめて優れた成果を収めた四半期となりました。TCSのブロックチェーンソリューション「Quartz™」への注目が高まっており、市場に変革をもたらすエコシステムが徐々に形成されつつあります。「Enterprise Agile 2020」のビジョンは、オープンで協業的な職場環境とアジャイルな働き方を醸成しています。これは「マシンファースト・デリバリーモデル」とともに自動化を推進し、仕事への新たな意義の発見、すなわち、マシンに文脈的知識を授けること、ビジネス規模を拡大すること、さらにはエコシステムの創造を促進しています。この“マシンファースト”の世界で人材に重きを置いた私たちの手法は、顧客から成長、競争力、およびイノベーションを推進するための主軸として受け容れられています」
TCS CFO(最高財務責任者)のV.ラマクリシュナン(V. Ramakrishnan)は、次のように述べています。
「営業利益率を目標水準に引き戻せたことを心強く思います。デジタル分野でのリーダーシップ構築に向けた投資を拡大するなか、的確な業務遂行、成長軌道の改善、および有利な為替レートにより、利益率の回復力を維持しています」
産業分野別:
第2四半期にはBFSI(6.1%増、第1四半期は4.1%増)と小売・消費財(CPG: Consumer Packaged Goods)(15.6%増、第1四半期は12.8%増)で売上成長が加速しました。エネルギー・公益事業産業(22.2%増)とライフサイエンス・ヘルスケア産業(14.7%増)を含む他の分野も大きな成長を達成しました。
市場別:
英国(22.8%増)、欧州(17.4%増)、およびアジア太平洋(12.5%増)が成長を牽引しました。北米での成長も第1四半期の7%から8.1%に拡大し、インドは7.4%の成長を達成しました。
サービス分野別:
ビジネス &テクノロジーサービスが複数のサービス分野にわたり、大幅な売上高の増加を達成しました。新たなサービスやオファリング、資産、ソートリーダーシップ、およびイノベーションへの投資が、案件獲得と受注パイプラインの拡大、さらに顧客やアナリストからの高評価やソートリーダーシップ関連の出版物として実を結んでいます。
2018年9月30日現在、TCSは第2四半期に申請した207件を含め4,185件の特許を申請中で、これまでに782件の特許を取得しています。
TCSの従業員数は第2四半期に10,227人の純増となり、直近12カ月で最大の純増となりました。第2四半期末現在の連結ベースの総従業員数は411,102人となりました。女性従業員の比率は35.7%へとさらに高まり、従業員の出身国の数は147か国でした。
有機的な人材開発を目指すTCSの戦略を通じて累計1,240万時間の学習が行われ、またデジタルテクノロジーについては278,000人超の従業員に対し、またアジャイル開発手法については279,000人超の従業員に対し研修を実施しました。TCSは業界最高レベルの従業員保持率を継続しており、ITサービス部門の直近12ヶ月の離職率は10.9%を維持しました。
TCSの創業50周年事業の一環として取り組む最大規模の従業員参加型イニシアティブ「Billion Steps Challenge」において、従業員が専用モバイルアプリを用いて10日間で累計10億歩の記録達成を目指し、個人またはグループでのランニングおよびウォーキングに参加するプログラムを実施しました。
このプログラムには世界から20万人が参加者し、累計30億歩を達成しました。
Tata Consultancy Services Ltd (TCS) について
タタコンサルタンシーサービシズは、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーション・インディペンデント・アジャイル・デリバリー・モデル(Location Independent Agile Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた41万1,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2018年3月31日を末日とする会計年度の売上高は190億9,000万米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。