パリ | ムンバイ、2018年12月13日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、ライフサイエンス業界向けの臨床試験管理ソリューション、「コネクテッド・クリニカル・トライアルズ(Connected Clinical Trials、以下、CCT)・プラットフォーム」をアップグレードし、パリで開催した「TCS ADD Vantageフォーラム」で発表しました。
TCS ADD Vantageは、製薬業界のエコシステムに特化したフォーラムです。世界のトップ製薬企業5社のうちの4社を含むグローバル企業をはじめ、薬剤ラベル・スマート薬剤パッケージのソリューションプロバイダーなど、製薬業界各社のエグゼクティブや、SME(subject-matter experts)と呼ばれる特定分野の専門家らが一堂に会し、業界の動向や課題、また、いかに革新的なテクノロジーソリューションを活用して将来に備えるかといったテーマについて有益な議論が交わされました。
CCTプラットフォームは、臨床試験における患者エンゲージメントの変革や、治験薬供給プロセスの効率化、治験薬管理記録の改善を支援する革新的なSaaS(Software-as-a-Service)型プラットフォームです。CCTプラットフォームは、TCSが提供する アドバンスト・ドラッグ・ディベロップメント(Advanced Drug Development: ADD)スイートのモジュールで、臨床試験データ管理やメタデータ管理、ファーマコビジランス(医薬品安全性監視)、データアナリティクスおよびそれに基づくインサイトなど、さまざまな臨床試験ソリューションやサービスをクラウド上で提供します。
今回リリースしたCCTプラットフォームでは、以下の機能が強化されています。
TCS ライフサイエンス&ヘルスケア部門プレジデントのデバシス・ゴシュ(Debashis Ghosh)は、次のように述べています。
「現在、ライフサイエンス企業はデジタル技術を積極的に導入し、患者ケアの向上や新薬開発の変革に取り組んでいます。デジタル技術のフレームワークと患者を中心に据えた機能をより一層強化したCCTプラットフォームは、服薬アドヒアランスや患者エンゲージメントの大幅な向上に寄与するでしょう。TCSは、卓越した専門知識、関連知識(Contextual Knowledge:コンテクスチュアル・ナレッジ)、高度なスキルを持った人材を活用し、業界のニーズに応えるとともに、患者にもメリットをもたらし、臨床試験の未来を形づくるソリューションを創出します」
Tata Consultancy Services Ltd (TCS) について
タタコンサルタンシーサービシズは、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、IT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーション・インディペンデント・アジャイル・デリバリー・モデル(Location Independent Agile Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた41 万1,000 人を超える人材を擁し、世界46 カ国で事業を展開しています。2018 年3 月31 日を末日とする会計年度の売上高は190 億9,000 万米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4E グッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCS の詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は、2018年12月13日(現地時間)、フランス・パリおよびインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。