* 本プレスリリースの日本語抄訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2019年3月31日を末とする会計年度は「2019年度」となります)
このページは2019年1月10日(現地時間)にインド ムンバイにて発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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ムンバイ | 2019年1月10日: IT サービス、コンサルティングおよびビジネスソリューションのリーディングカンパニーであるタタコンサルタンシーサービシズ(本社:インド・ムンバイ、以下TCS)は、Ind AS(インド会計基準)とIFRS(国際財務報告基準)に基づき、2018 年12 月31 日を末日とする四半期の連結決算を発表しました。
基準日は2019年1月18日、支払日は2019年1月24日を提案
TCS CEO(最高経営責任者)兼 マネージングディレクターのラジェシュ・ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)は、第3四半期の業績について、次のように述べています。
「直近14四半期で最高である12.1%という優れた売上成長を達成し、主要分野において全地域にわたり継続的に成長が加速した、飛躍的な2018年を締めくくることができました。優れたクライアントメトリクス、デジタルサービスにおける業界最高の成長率、堅調な受注や案件パイプラインは、すべて顧客によるTCSの差別化されたパフォーマンスへの評価、そしてTCSが顧客企業の成長とビジネス変革のパートナーに選ばれている証です。経済活動の大部分がデジタルによる破壊的な変革に至る激動のステージを推移していく中、企業はアルゴリズム・リテーリングやコネクテッドカーなど、テクノロジー主導型の戦略を採るようになっています。これはTCSのようなサービスプロバイダーにとっても非常に大きな好機となっています。リサーチ&イノベーションへの投資、専門分野や市場に関する豊富な知識、知的財産ならびにコ・イノベーション(Co-Innovation)への連携したアプローチは、TCSがこの市場環境に対応するための鍵となっています。当四半期は、これらのケイパビリティを具現化し、Business 4.0™時代*において顧客を成功に導く、TCS Pace™ (TCSペース™)という新たなブランドも始動しました」
TCS COO(最高業務執行責任者)兼 エグゼクティブディレクターのN.ガナパシー・スブラマニアム(N. Ganapathy Subramaniam)は、次のように述べています。
「売上高と業務指標の両面において大いに満足のいく四半期となりました。より新しいケイパビリティとフレームワークを構築するため、これまでに行ってきた投資が成果として表れ始めています。ロケーション・インディペンデント・アジャイル(Location Independent Agile:地理的な制約にとらわれないアジャイル開発)やマシンファースト・デリバリーモデル(Machine First Delivery Model(MFDM™))は、経営トップレベルの企業変革の課題に対する取り組みを促進する鍵になっています」
TCS CFO(最高財務責任者)のV.ラマクリシュナン(V. Ramakrishnan)は、次のように述べています。
「為替変動や一部の主要市場における事業活動のコスト増加などの逆風にもかかわらず、営業利益率を維持できました。的確な業務遂行、高水準のキャッシュフローならびに利益率の維持に対し、今後も全力を挙げて取り組むとともに、将来の成長に必要となる強力な投資を継続します」
産業分野別:
第2四半期から引き続き、銀行・金融・保険(8.6%増、第2四半期は6.1%増)で売上の成長が加速しました。その他の分野では、エネルギー・公共事業(18.1%増)、ライフサイエンス・ヘルスケア(15.7%増)、コミュニケーション・メディア(10.8%増)、小売・消費財(CPG: Consumer Packaged Goods)(10.5%増)が成長を牽引しました。
市場別:
第2四半期と比較して、全地域で成長が加速し、英国(25.1%増)、欧州(17.6%増)、およびアジア太平洋(12.6%増)が貢献しました。北米では8.2%、インドでは9.7%、ならびに南米では7.6%の成長を達成しました。
サービス分野別:
2018年12月31日現在、TCSは第3四半期に申請した169件を含め、4,354件の特許を申請中で、これまでに855件の特許を取得しています。
TCSの従業員数は第3四半期に6,827人の純増となり、第3四半期末現在の連結ベースの総従業員数は417,929人となりました。女性従業員の比率は35.8%へとさらに高まり、従業員の出身国の数は151か国でした。
第3四半期も有機的な人材開発を重視した戦略を継続した結果、累計1,420万時間の学習が行われました。デジタルテクノロジーについては292,000人超の従業員に対し、またアジャイル開発手法については318,000人超の従業員に対し研修を実施し、アジャイル開発に対応できる世界最大の人材を擁しています。TCSは業界最高レベルの従業員保持率を継続しており、ITサービス部門の離職率は11.2%を維持しました。
目まぐるしい変化が続く現代のビジネス環境において、企業がデジタル技術を駆使し、ビジネス変革を実現する上で不可欠な技術的要素と企業の行動指針を集約した、TCS独自のソートリーダーシップ・フレームワークです。
TCSは、その技術的要素として、「人工知能(Intelligent)」、「アジャイル(Agile)」、「自動化(Automated)」、「クラウド化(on the Cloud)」を挙げ、これらの技術の活用に加え、「マス・パーソナライゼーション(Mass Personalization)」、「卓越した価値の提供(Build Exponential Value)」、「エコシステムの活用(Leverage Ecosystems)」、「リスクの受容(Embrace Risk)」を実践することが重要であると提唱しています。
TCSは、デジタル技術の急速な進化によって従来の市場に破壊的な変化をもたらす企業が次々と出現する現代を「Business 4.0™時代」*と認識する一方、この厳しい市場環境においてビジネス変革を実現した企業を「Business 4.0™企業」*と定義し、ビジネス変革を目指す顧客企業への啓蒙活動に取り組むとともに、顧客企業のパートナーとしてデジタルトランスフォーメーションの道のりを支援しています。
Business 4.0™の詳細については、www.tcs.com/jp-ja/Business40をご覧ください。
タタコンサルタンシーサービシズは、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた417,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2018年3月31日を末日とする会計年度の売上高は190億9,000万米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。