フランクフルト | ムンバイ、2019年6月5日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)と、グローバルな航空会社ネットワークを構成するスターアライアンス(Star Alliance)は、戦略的パートナーシップの開始から15周年を迎えます。この節目に合わせ、スターアライアンスCEOのジェフリー・ゴー(Jeffrey Goh)氏とテクノロジー&オペレーション部門 ディレクターのアレクサンダー・シュトルベルク(Alexander Stollberg)氏が、インド・チェンナイにあるTCSのアジャイル・デリバリー・センターを訪れ、TCSの経営陣や開発チームと面会しました。
TCSは長年にわたって培った業界知識を生かし、同センターで数々の業界初のソリューションをスターアライアンス向けに構築し、そのデジタルイノベーション推進に貢献しています。
こうしたソリューションの設計や開発にアジャイルの手法を用いることで、迅速な構築を可能にしています。また、TCSはスターアライアンスのITインフラの完全クラウド化を通じてさらなる俊敏性と拡張性を実現し、変革を支援しています。
アライアンスを構成する各航空会社の要求事項を考慮しつつ、デジタル技術を巧みに組み合わせ、また情報や分析のスムーズな流れを確保することにより、旅客にシームレスなエクスペリエンスを提供しています。その効果は、特に加盟航空会社間での乗り継ぎにおいて発揮されています。
業界初のスルーチェックイン・ハブは、世界で110以上の航空会社間のスルーチェックイン(最終目的地までの搭乗手続きを一括して行うこと)を可能にしています。
また、スターアライアンス・バゲージ・ハブ(Star Alliance Baggage Hub)により、加盟航空会社は、目的地までのフライト区間や、複数の航空会社を利用する旅客の受託荷物を、順を追って追跡できます。
これは、荷物をエンド・ツー・エンドで追跡できるため、旅客はより優れたユーザーエクスペリエンスが、そして、航空会社はリピート客の獲得を期待できます。
TCSは、マイレージプログラム加入者のエクスペリエンス向上に向けて、マイル交換可能な空席が調べられる次世代型空席照会プラットフォームを構築しました。
顧客は自身が加入しているマイレージプログラムの航空会社だけでなく、アライアンスに加盟している他の航空会社の空席状況も確認できます。
スターアライアンスCEOのジェフリー・ゴー氏は次のように述べています。
「携帯機器の普及により 『常時インターネットにつながっている』 ことが当たり前になった現代の旅行者は、指先ひとつで望み通りのサービスを受けられることを期待しています。スターアライアンスの戦略も、加入者の増大という従来の目標から、よりシームレスな旅のエクスペリエンス、特に複数の航空会社を利用する旅程におけるシームレスなエクスペリエンスの提供へと軸足を移しつつあります。これまで、TCSとのパートナーシップは、デジタルトランスフォーメーションの加速とカスタマーエクスペリエンスの向上をもたらしてきました。スターアライアンスの加盟航空会社を利用するお客様にもより一層スムーズな旅を提供できるよう、今後も、継続的な変革に取り組んでいきます」
TCS 小売、消費財および旅客・運輸部門 グローバルヘッドのプラティク・パル(Pratik Pal)は、次のように述べています。
「スターアライアンスの15年におよぶテクノロジーおよびデジタルパートナーとして、同アライアンスが世界の定期運航便の四分の一を占めるまでに成長したことを、非常に喜ばしく、また誇りに思います。私たちのこうした直近の取り組みは、航空会社のエコシステムのデジタルトランスフォーメーションのさらなる加速と、旅客エクスペリエンスの新たなベンチマークの確立を可能にし、加盟航空会社をBusiness 4.0の世界での成功に導くでしょう」
スターアライアンスについて
スターアライアンスは、世界初のグローバルな航空アライアンスとして、世界中を網羅し、旅客にシームレスなサービスを提供することを目的に1997年に設立されました。ビジネストラベラー誌およびSkytraxのAir Transport World Market Leadership AwardやBest Airline Allianceなど、数々の表彰を受賞しています。
加盟航空会社は、以下の通り:
アドリア航空、エーゲ航空、エア・カナダ、中国国際航空、エア インディア、ニュージーランド航空、全日本空輸、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ航空、アビアンカ・ブラジル航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、エバー航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザ ドイツ航空、スカンジナビア航空、深圳航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイス インターナショナル エアラインズ、TAPポルトガル航空、タイ国際航空、ターキッシュ エアラインズ、ユナイテッド航空。
現在、アライアンス全体で194カ国1,300超の空港をカバーし、日に19,000便以上を運航しています。このほか、スターアライアンスのコネクティングパートナーである吉祥航空からも接続便が提供されています。
スターアライアンスの詳細については、www.staralliance.comをご覧ください。
Tata Consultancy Services Ltd(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズは、創業から50年に渡り、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた424,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2019年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は、2019年6月5日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語版です。