ニューヨーク | ベルリン、2019年8月16日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、同社のデジタルデザインおよびイノベーションのエージェンシーであるTCS Interactiveが開発を手がけたゲーム 「Marathon City: Sprint to Win」 が、世界的に権威のある 「レッド・ドット・デザイン賞2019 (Red Dot Design Award 2019)」 のブランド&コミュニケーション部門で、最優秀賞に相当する 「ベスト・オブ・ザ・ベスト (Best of the Best)」 を受賞したことを発表しました。
「レッド・ドット・デザイン賞」 は、世界中のデザイナー、エージェンシー、企業を対象に、毎年最もデザイン性と創造性に優れた作品を表彰するものです。中でも最優秀賞に相当する「ベスト・オブ・ザ・ベスト」は、最高位のデザイン品質と創造性を体現したブランドにのみ贈られます。2019年は、世界中から8,697件の応募があり、そのうち表彰の栄誉に浴したのはわずか72件、すなわち、率にして0.8%でした。
受賞を果たしたTCSのゲームは、世界的なマラソン大会である TCSニューヨークシティマラソンを舞台に、フィニッシュ地点手前の最後のラストスパート区間を2人のプレーヤーが競走し、ゴールの瞬間の興奮を疑似体験できるゲームで、その包括的なシミュレーションデザインが評価されました。
TCS Interactive グローバルヘッドのスニル・カルケラ(Sunil Karkera)は、次のように述べています。
「名誉あるレッド・ドット・デザイン賞において、ブランド&コミュニケーション部門のベスト・オブ・ザ・ベストに選出されたことを大変光栄に思います。TCS Interactiveは、顧客がデザイン、マーケティング、セールス、アクセシビリティ、コンテンツ、インタラクティブ(対話・相互作用)などの溝を埋め、より強固なエンゲージメントやイノベーティブな体験をさまざまなプラットフォーム上で提供できるよう支援しています。今回の受賞はTCS Interactiveのこれらの領域への注力やケイパビリティが評価されたものと認識しています」
ゲーム「Marathon City: Sprint to Win」は、臨場感に溢れる3D映像と革新的な技術を組み合わせ、健常者のランナー、車いすのランナー、さらにファンがプレイヤーとして競走できるようにした対戦ゲームです。
健常者のプレーヤーは、足の着地を読み取る特殊なフロアマットの上で、また、障がい者のプレイヤーの場合は、トレッドミル(ランニングマシン)に似た特殊なマシンに車いすを装着して走ります。プレイヤーが走ると、それに合わせて、スクリーンに映し出された3Dアバターが、ゴール目前の残り100メートルをフィニッシュラインに向かって前進します。車いすランナーは健常者ランナーよりも速く走れるため、健常者ランナーと車いすランナーが対戦する場合でもフェアなレースになるよう、装置には適切な調整もなされています。
ニューヨーク・ロードランナーズ プレジデント兼CEOのマイケル・カピラソ(Michael Capiraso)氏は、次のように述べています。
「数千人の観客の声援を受けながらセントラルパークを駆け抜け、TCSニューヨークシティマラソンの伝説的なフィニッシュラインを越える体験には、他にたとえようのない感動や爽快感があります。TCSは、ニューヨークシティマラソンを世界で最も技術的に進歩したマラソンイベントにすべく注力しています。このゲームは、技術力でいかにレースをユニークな体験にできるかを示した優れた事例であり、今回の受賞を大変喜ばしく思います」
TCS Interactiveはデジタル技術によるカスタマーエクスペリエンス分野のリーダーです。顧客に向けて、チャネルを問わず最高水準のインタラクティブなデジタルエクスペリエンスを構想、創造、提供しています。デザインシンキングの手法や独創性、文脈的知識を生かし、また革新的なデジタル技術も活用し、顧客のビジネス課題を解決しています。
Tata Consultancy Services Ltd(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズは、創業から50年に渡り、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた436,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2019年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は2019年8月16日(現地時間)、米国・ニューヨークならびにドイツ・ベルリンで発表されたプレスリリースの抄訳です。