レドモンド | ムンバイ、2019年11月18日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、マイクロソフト ビジネスユニット(Microsoft Business Unit、以下、MBU)を設立したことを発表しました。Microsoftのテクノロジーを網羅したサービスとソリューションを提供し、企業をとりまく様々なステークホルダーのニーズに応えるMBUは、世界中の顧客企業に対し*Business 4.0™への変革を加速するパートナーとして機能します。
MBUは、TCSが蓄積した多様な業界にわたる深い専門知識と、Microsoftのテクノロジーについてトレーニングを受けた5万人におよぶ高度IT人材を擁し、AI、オートメーション、クラウドを活用してカスタマーエクスペリエンス(CX)を強化するほか、従業員エンパワーメントの見直し、IT運用の最適化、イノベーションの活性化などの取り組みを支援します。さらに、TCS 独自のロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile Delivery Model)によって、顧客企業が比類のないスピードで変革を推進し、より優れた成果と価値をもたらすことに寄与します。
MBUは、変革への取り組みの強化を期待する顧客企業に向けて、多様なコ・イノベーションを創出するTCSのパートナー・エコシステムを提供します。さらに、Microsoftのテクノロジーを駆使して可能性の限界を打破し、競合企業との差別化を実現します。
MBUを主導するシヴァ・ガネサン(Siva Ganesan)は、TCSでの29年間にわたるグローバルヘッドとしての職責において、アシュアランスをはじめ、近年では、旅行・交通・ホスピタリティなど、さまざまな業界で高成長事業部門を立ち上げ、それらを牽引してきました。
TCS ビジネス&テクノロジー・サービス(B&TS)部門 プレジデントのクリシュナン・ラマヌジャム(Krishnan Ramanujam)は、次のように述べています。
「TCSは、世界中の顧客企業とパートナーシップを構築し、あらゆる業界において深い専門知識を存分に適用しながら、顧客企業の新進技術や、TCS独自のロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile Delivery Model)やマシンファースト・デリバリーモデル™(MFDM™)をクリエイティブな手法で結びつけることによって、顧客企業のビジネスを再構成し、成長と変革への取り組みを力づけてきました。Microsoftのテクノロジーに裏づけられたMBUは、世界中の顧客企業に向けて、さらなるエクスペリエンスの向上と確かな成果をもたらします」
Microsoft エグゼクティブバイスプレジデント 兼 グローバルセールス マーケティング&オペレーション プレジデントのジャンフィリップ・クルトワ(Jean-Philippe Courtois)氏は、次のように述べています。
「あらゆる産業で劇的な変化が続く今日においては、すべての企業がソフトウェア企業であるといえるでしょう。顧客企業が機を捉えて変革を起こし、それを加速させ、デジタル時代における優位性の獲得を支援する上で、私たちが対応できるケイパビリティは、今回のTCSとのパートナーシップ拡大によって大幅に向上しました」
インフィニオンテクノロジーズCIOのローベルト・ラインドル(Robert Leindl)氏は、次のように述べています。
「競争力の高い企業であり続け、成長目標を達成するための当社のビジョンは、合理的かつ集中的であることでした。さらに、地理的に広範囲にわたる販売プロセスの一部に、デジタル変革を起こし、Microsoftのビジネスアプリケーションプラットフォーム上に、統合的で俊敏、なおかつ高効率のオンラインシステムを構築することでした。これは非常に複雑で大規模な取り組みでしたが、TCSはプロジェクトの遂行において、類をみないトランスフォーメーション・ケイパビリティを発揮してくれました。当社はTCSのMBU設立を祝福するとともに、これからのパートナーシップにも期待を寄せています。今後はMicrosoft Dynamicsを活用し、さらなるユーザーエクスペリエンスの向上、セールスサイクルの加速、ビジネスの俊敏性や市場競争力の強化にも取り組んでいきます」
Generali Asia(ゼネラリ保険) IT部門 リージョナルヘッドのディパック・サフー(Dipak Sahoo)氏は次のように述べています。
「Generali Asiaは、リージョナルデータと分析プラットフォームを、Microsoft Azureを活用して刷新するため、TCSとのパートナーシップを構築してきました。TCSが擁するAzureやその他の専門領域における高いケイパビリティを有効活用することにより、セルフサービスのBIプラットフォームを構築し、オートメーションの強化を実現しました。今後は、投資家に対しリアルタイムでデータを提供し、意思決定支援の向上を目指していきます」
TCSはMicrosoftのGoldコンピテンシーパートナーです。これは、TCSがMicrosoftのパートナーネットワークで最高レベルに位置づけられ、Microsoftのビジネスソリューションを展開する上で業界最高水準のケイパビリティを擁していることを意味します。さらにTCSは、Azure Expertマネージドサービスプロバイダー(MSP)にも認定されています。これは、TCSが最高品質のAzureサービスを提供する企業であることが評価された証です。
Tata Consultancy Services Ltd(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズは、創業から50年に渡り、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた45万人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2019年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は2019年11月18日(現地時間)、米国ワシントン州・レドモンドならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。