*Phygital:
フィジカル(Physical)とデジタル(Digital)を組み合わせた造語。現実世界とVR(仮想現実)やAR(拡張現実)、IoTなどのテクノロジーが描くデジタル世界を融合した「体験」を通じ、カスタマーエクスペリエンス(CX)の向上を図ることを目指す概念
ムンバイ、2019年11月20日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、TCSの戦略事業部門 TCS iON(TCSアイオン)が、「TCS iON Industry Honour Certification(TCSアイオン・インダストリー・オナー・サーティフィケーション)」を始動したことを発表しました。これは業界初のフィジタルラーニングにより、大学教育をグローバルな視点で改革し、新時代に通用するスキルを学生に習得させる学習プログラムです。
教育機関は、新技術が続々と出現する現代に即応すべく、企業において求められるスキルを学生に習得させることに努めています。TCS iON Industry Honour Certificationでは、大学生が、AIやロボティクス、クラウドコンピューティング、データマイニング、アナリティクス、さらに、IoTやサイバーセキュリティなど、現代の産業界が注目するテクノロジーについて学ぶ講座を選ぶことができます。
これらの講座は、各界の専門家や学術機関と連携し、学生が自らのスキルを各業界で発揮できるよう、就業への準備を支援するものです。学生は様々なデバイスを利用し、受講期間中はどこからでもこれらの講座を受講できます。
TCS独自の本プログラムは、先進的なクラウドプラットフォームや、ベスト・イン・クラスのマルチモーダル・コンテンツ、プロや専門機関による講座、そして予備的分析やアセスメントを通じ、従来の教室で行われる教育形態を刷新します。
学生は、TCSが独自に開発した最先端のエドテック・プラットフォームを活用し、学習環境やテストツール、フィジタルな研究室へのアクセスを提供し、実践的なスキルを習得させます。本プログラムを修了した学生は、修了したそれぞれの業界分野について、グローバルで通用する認定証をはじめ、インターンシップや就業機会が与えられます。
インドの教育界を牽引するアミティエデュケーショングループ(Amity Education Group)は、6か月にわたるインド国内でのトライアル期間を終了し、本プログラムをいち早く導入した教育機関のひとつです。これにより、同グループは、175,000人以上の学生に向けて、新時代のスキル習得を提供できるようになりました。
TCS iONグローバルヘッドのヴェンガスワミィ・ラマスワミィ(Venguswamy Ramaswamy)は、次のように述べています。
「New Industry Honour Certification Programは、TCS iONが教育界にもたらすパラダイムシフトの一環にすぎません。今後もフィジタルな教室の中でデジタル技術を活用し、最新コンテンツや産業界のリーダー、学術領域における専門家、産業界の様々な仕事をシームレスに繋ぐことによって教育の構造を再構築し、スケールの拡大と成果の向上を目指します。さらに、TCS iONは、業界の最新トレンドを継続的にモニタリングし、新世代の産業界のニーズに即したスキルが身に付けられる講座を新設していきます。アミティエデュケーショングループを最初のパートナーに迎えられたことを光栄に思うともに、アミティで学ぶ多くの学生に本プログラムを提供できることを喜ばしく思っています」
TCS iON(TCSアイオン)について
TCS iONは、教育機関や試験委員会、政府機関、そしてさまざまな業種の組織が、入学や採用活動、ラーニング、スキル習得、さらに事業全体の効率を向上させることを可能にするTCSの戦略事業部門です。
TCS iONは、独自のITaaS(サービスとしてのIT)モデルによる「フィジタル」プラットフォームを用いて、これを実現します。フィジタルプラットフォームとは、デジタルテクノロジーと物的資産の融合です。これにより、使いやすく、安心で、包括的なエンドツーエンドビジネスソリューションを、ユーザーとともに成長し、使えば使うほどメリットになるビジネスモデルの中で提供することができます。TCSのグローバルな経験と、深く根ざした国内ビジネスで培った最高水準の技術で、TCS iONは今後も顧客を支えていきます。
Tata Consultancy Services Ltd(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズは、創業から50年に渡り、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた45万人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2019年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
*Business 4.0™について
目まぐるしい変化が続く現代のビジネス環境において、企業がデジタル技術を駆使し、ビジネス変革を実現する上で不可欠な企業の取り組みとビジネスに採り入れるべき技術的要素を集約した、TCS独自のソートリーダーシップ・フレームワークです。
TCSは、企業のビジネスにおける取り組みとして 「エクスポネンシャルな価値の創造(Creating Exponential Value)」 「マス・パーソナライゼーション(Driving Mass Personalization)」 「エコシステムの活用(Leveraging Ecosystems)」 「リスクへの挑戦(Embracing Risk)」を実践することに加え、ビジネスに採り入れるべき技術的要素として「アジャイル(Agile)」 「自動化(Automation)」 「人工知能(Intelligent)」 「クラウド化(Cloud)」を挙げています。TCSは、デジタル技術の急速な進化によって従来の市場に創造的破壊をもたらす企業が次々と出現する現代を「Business 4.0™時代」と認識する一方、この厳しい市場環境においてビジネス変革を実現した企業を「Business 4.0™企業」と定義し、ビジネス変革を目指す顧客企業への啓蒙活動に取り組むとともに、顧客企業のパートナーとしてデジタルトランスフォーメーションの道のりを支援しています。
Business 4.0™の詳細については、www.tcs.com/jp-ja/Business40をご覧ください。