米国イリノイ州・ディアフィールド|インド・ムンバイ、2020年2月3日: 米国のドラッグストアチェーン、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス (Walgreens Boots Alliance、以下、WBA)とタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、WBAのグローバルIT機能の変革を促進するため、これまでの戦略的パートナーシップを拡大し、IT 運用・保守サービスのための新たなオペレーティングモデルを開始したことを発表しました。これは、WBAのデジタル化を加速することでイノベーションを促進し、組織全体の効率性を向上するとともに、さらなるコスト軽減の実現を支援するものです。
WBAとTCSの戦略的パートナーシップの拡大は、WBAのIT運用モデルとベンダー・ランドスケープに関するレビューに基づいています。この結果、WBAのグローバルITチームは、ビジネスプラットフォームにおいて新たなデジタル製品やサービスを開発することにより、自社の顧客に対し価値を創出するための戦略的テクノロジー・プロジェクトの主導と注力が可能になります。新システムへ移行後、TCSは、アプリケーションの運用・保守、インフラおよびセキュリティのマネージドサービスを提供する予定です。TCSのアプローチは、AI、機械学習(マシンラーニング)、高度なソフトウェアエンジニアリングを組み合わせることでIT運用のレジリエンスを拡張し、生産性を向上します。
WBAグローバルCIO(最高情報責任者)兼シニアバイスプレジデントのフランチェスコ・ティント(Francesco Tinto)氏は、次のように述べています。
「WBAは、デジタル変革、サービスデリバリーの自動化、イノベーションに焦点を当てたスケーラブルかつ持続可能なグローバルIT運用モデルを構築しています。TCSとの戦略的パートナーシップは、現代化されたITプラットフォームにより、進化・発展するビジネス上のニーズへの迅速な対応、グローバルを網羅するテクノロジーソリューションの支援、さらには自社の真の差別化への投資といった点において、当社の能力に拡張をもたらしてくれるでしょう」
TCS リテールインダストリー・ソリューションヘッドのアシシュ・クラナ(Ashish Khurana)は、次のように述べています。
「WBAの成長と変革に向けて、長期的なパートナーシップを構築できていることを大変喜ばしく思います。当社は、さらなるCX向上を目指すWBAの変革への取り組みの加速を支援する一方で、TCSのビジネスエコシステムにおける文脈的知識*を活用し、デジタル技術の力と組み合わせることによって、WBAのIT運用の合理化とスケールアップに貢献していきます」
*Contextual Knowledge(コンテクスチュアルナレッジ) : 顧客が置かれた様々な状況において適用すべき最適な知見 。
WBAの新たなグローバルIT運用モデルは、変革コスト管理プログラムの下、コストを効率的に管理しながら、将来の成長へ投資する同社の戦略的優先事項の一部です。
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)について
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(Nasdaq:WBA)は、医薬品の小売および卸売におけるグローバルリーダーとして、医薬品調剤、利便性に優れた小売店、デジタルプラットフォーム、ヘルスケア・美容関連商品の流通などを通じ、日々、何百万人もの人々の暮らしを支えています。WBAは、ヘルスケア分野において100年以上にわたる伝統と共に、地域の薬局や医薬品卸に対しイノベーションをもたらしています。
WBAは、持分法投資を含め世界25か国以上で事業を展開、44万人超の従業員を雇用し、18,750超の店舗を擁しています。
WBAは、世界中の人々に向けて健康で幸福な生活を支援することを企業理念に掲げ、健全なコミュニティの形成、健全な地球環境の保護、労働環境や市場への持続的な貢献を自社の誇りとしています。
WBAは、企業の社会的責任(CSR)においてさまざまな評価を獲得しており、フォーチュン誌(Fortune)の「世界で最も称賛される企業(World’s Most Admired Companies)」に選定されています。これはWBAおよびその前身であるウォルグリーン(Walgreen Co.)がこのリストに名を連ねて以来、27年連続の栄誉です。
また、Walgreensは、同誌の「世界を変革する企業2019(2019 Change the World List)」にも選定され、さらに、Boots(英国)は、地域コミュニティにおけるCSR活動が評価され、「社会的責任を果たす企業2019(Responsible Business of the Year 2019)」にも認定されました。
WBAの詳細については、 www.walgreensbootsalliance.comをご覧ください。
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリングサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた44万人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2020年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本資料は2020年2月3日(現地時間)米国・ニューヨークおよびインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。