* 本プレスリリースの日本語抄訳では、会計年度表示を本社(インド)に合わせた表記としています。 (例:2020年3月31日を末とする会計年度は「2020年度」となります)
このページは2020年1月17日(現地時間)にインド ムンバイにて発表されたプレスリリースの抄訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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ムンバイ、2020年1月17日: ITサービス、コンサルティング、ビジネスソリューション企業であるタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、Ind AS(インド会計基準)およびIFRS(国際財務報告基準)に基づき、2019年12月31日を末日とする四半期の連結決算を発表しました。
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55億8,600万ドル、前年同期比6.4% 増 |
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前年同期比 6.8%増 |
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25%、純利益率:20.4% |
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11億3,800万ドル、1株当たり利益: 0.3ドル |
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116.4% |
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5.00ルピー |
*基準日は2020年1月25日、支払日は2020年1月31日を提案
TCS CEO(最高経営責任者) 兼 マネージングディレクターのラジェシュ・ゴピナタン(Rajesh Gopinathan)は、第3四半期の業績について、次のように述べています。
「TCSは上半期に引き続き、第3四半期も各分野で好調な業績を維持しました。当四半期の堅調な受注は、TCSが顧客を取り巻くステークホルダーの個別のニーズに応え、革新的なテクノロジーソリューションを提供し、顧客の全社規模の変革の実現に貢献する能力を持っている証といえるでしょう。また、これは顧客との関係性をより進展させ、ビジネスのレジリエンスを高めることにも寄与しています。TCSが顧客の成長と変革に貢献している実績は、過去5年間で売上が倍増している欧州での堅調な業績に如実に表れています。Business 4.0のフレームワークやエンタープライズアジリティ、マシンファースト・デリバリーモデル(Machine First Delivery Model: MFDM)、テクノロジーコンサルティング分野における専門的知見、リサーチ&イノベーションへの投資、広範なケイパビリティを駆使した複雑なソリューションの設計におけるソートリーダーシップも先進的企業の経営層からパートナーとして選ばれている理由といえるでしょう」
TCS COO(最高業務執行責任者)兼 エグゼクティブディレクターのN.ガナパシー・スブラマニアム(N Ganapathy Subramaniam)は、次のように述べています。
「世界経済情勢が低迷しつつある当四半期、TCSは、目下の事業に着実に注力するとともに、将来の成長への投資も継続してきました。今年度の前半には3万人以上の新入社員を迎え入れ、第3四半期はこれらの人材をさらに活用し、好業績を記録しました。クライアントメトリクスも同様に高水準を維持し、売上はほぼすべての項目において黒字を達成しました。当社の主な変革事業は、すべて順調に進行しています。スコティッシュ・ウィドウズ(Scottish Widows)やM&Gインベストメンツ(M&G Investments)では、変革の道のりにおいて必要となるマイルストーンを設定し、数十万の保険契約案件について、それまで顧客が抱えていたレガシーシステムを当社のソリューションプラットフォームに移行することにも成功し、保険契約者のカスタマーエクスペリエンス(CX)が向上しました。これは保険業界に特化した事業で、顧客の競合企業についても入念な調査がなされています。TCSが達成したこのような重要なマイルストーンは、顧客の変革の実現にさらなる弾みをつけています」
TCS CFO(最高財務責任者)の V. ラマクリシュナン(V. Ramakrishnan)は、次のように述べています。
「不安定な経済情勢においてTCSが順調に事業を拡大していることは、顧客の変革と成長への注力によってもたらされた当社の強固なビジネスモデルや実行力、そして充実した売上を証するものといえるでしょう」
産業分野別:
ライフサイエンス(17.1%増)、通信・メディア(9.5%増)、製造(9.2%増)が成長を牽引しました。他の分野もすべて成長し、銀行・金融・保険(BFSI: Banking, Financial Services and Insurance)は5.3%増、小売・消費財(Retail & CPG: Consumer Packaged Goods)は5.1%増、テクノロジー&サービスは3.3%増となりました。
市場別:
欧州(15.9%増)と中東・アフリカ(10.8%増)が成長を牽引しました。英国(7.5%増)、北米(4.1%増)、アジア太平洋(5.7%増)もそれぞれ成長し、インド(6.4%増)、中南米(6.2%増)も成長を記録しました。
サービス分野別:
コンサルティングおよびサービスインテグレーション:
次世代型企業改革サービス、M&A、売却およびサプライチェーン アズ ア サービスの牽引により、第3四半期は強固な成長を達成しました。
デジタルトランスフォーメーションサービス:
自動化、アナリティクスおよびAIを包括的に搭載したマシンファースト・デリバリーモデル™(MFDM™)のフレームワークが、多くの主要なトランスフォーメーションツールの中核になっています。エンタープライズ インテリジェント オートメーション、サイバーセキュリティ、IoT、そしてエンタープライズアプリケーションサービスが、第3四半期の堅調な業績に大きく寄与しました。
コグニティブビジネスオペレーション:
マネージド ハイブリッド クラウド サービスにおいて堅調な成長を記録し続けています。信頼性エンジニアリングを駆使したTCSのignio™を搭載したAIOpsとアジャイルは力強いドライバーであり続けています。最近の四半期においては、当期が最も高い受注を記録しました。
*Contextual Knowledge(コンテクスチュアルナレッジ): 顧客が置かれた様々な状況において最適な知見。
2019年12月31日現在、TCSは第3四半期に出願した132件を含め、5,006件の特許を出願中で、これまでに1,211件の権利を取得しています。
2020年度上半期の、かつてない規模の採用を反映し、第3四半期の総従業員純増数は漸増となりました。従業員保持率では業界最高水準を維持し、IT サービス部門の直近12か月の離職率は12.2% LTMを記録しています。2019年12月31日現在の連結ベースの従業員数は446,675名でした。
TCSの従業員は若く、多様性に富み、出身国は146カ国に上ります。また、女性従業員の比率は36.2%を占めています。TCSは、有機的な人材開発への投資を継続し、第3四半期末現在で327,000名超の従業員に対し最新テクノロジーに関する複数の研修を実施したほか、327,000名超の従業員に対し、アジャイルメソッドに関する研修も実施しました。
TCS 人事部門グローバルヘッドのミリンド・ラカド(Milind Lakkad)は、次のように述べています。
「顧客のイノベーションパートナーとしてのTCSの確固たるポジションは、当社の従業員の優れた能力、すなわち、クリエイティビティやデジタル技術分野における専門的知見と文脈的知識を顧客のビジネスに結晶させる能力の賜物です。従業員の一人ひとりが絶えず学び続けようとする企業文化、世界水準の学習インフラ、活気に満ちた就業環境、そして、取り組みがいのある仕事の機会が、TCSのエコシステムの中で、先進的な手法とシステムの協働によって実現しています」
ビジネスリーダーシップ関連:
パートナーシップ関連:
Tata Consultancy Services Ltd (TCS) について
タタコンサルタンシーサービシズは、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた44万人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2019年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
Business 4.0™について
目まぐるしい変化が続く現代のビジネス環境において、企業がデジタル技術を駆使し、ビジネス変革を実現する上で不可欠な企業の取り組みとビジネスに採り入れるべき技術的要素を集約した、TCS独自のソートリーダーシップ・フレームワークです。
TCSは、企業のビジネスにおける取り組みとして 「エクスポネンシャルな価値の創造(Creating Exponential Value)」 「マス・パーソナライゼーション(Driving Mass Personalization)」 「エコシステムの活用(Leveraging Ecosystems)」 「リスクへの挑戦(Embracing Risk)」を実践することに加え、ビジネスに採り入れるべき技術的要素として「アジャイル(Agile)」 「自動化(Automation)」 「人工知能(Intelligent)」 「クラウド(Cloud)」を挙げています。
TCSは、デジタル技術の急速な進化によって従来の市場にディスラプション(創造的破壊)をもたらす企業が次々と出現する現代を「Business 4.0™の時代」と認識する一方、この厳しい市場環境においてビジネス変革を実現した企業を「Business 4.0™企業」と定義し、ビジネス変革を目指す顧客への啓蒙活動に取り組むとともに、顧客のパートナーとしてデジタルトランスフォーメーションの道のりを支援しています。
Business 4.0™の詳細については、https://www.tcs.com/jp-ja/trends/business40をご覧ください。