ニューヨーク|ムンバイ、2020年4月23日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)の戦略事業部門である TCS iON™(アイオン)は、新型コロナウィルスのパンデミックに伴う教育機関の閉鎖を受け、オンライン授業プラットフォーム 「TCS iON Digital Glass Room(TCSアイオン・デジタルグラスルーム)」を2021年3月31日まで全米の学校に向けて無償で開放することを発表しました。
すでに欧州やインドで利用されている本プラットフォームは、授業の場を、物理的空間からインタラクティブかつバーチャルな空間に移行することで、教員と生徒がセキュアな環境で繋がることを可能にしています。
TCS iON™ Digital Glass Roomは、教育機関向けのオンライン授業プラットフォームで、授業、動画の視聴、ワークシート、宿題、評価を共有できるほか、アンケート、ディベート、クイズ、サーベイなどのインタラクティブなツールや手法によって、教員と生徒をリアルタイムで繋ぎます。
TCSは、教育機関に向けて、数時間程度で導入の準備と授業の運営ができるよう、オンライン研修やサポートも提供します。
公的に登録された教育機関は、教室のあらゆるインスタンスが稼働するセキュアな本プラットフォーム上で提供される、教員と生徒のためのテンプレートをそれぞれ活用できます。TCSは、動画コンテンツを提供するベンダーとも協働しながら、教員に向けてさまざまな教授法をサポートします。
TCS iON™ グローバルヘッドのヴェンガスワミィ・ラマスワミィ(Venguswamy Ramaswamy)は、次のように述べています。
「TCS iON™ Digital Glass Roomは、セキュアでユーザーフレンドリーなプラットフォームです。生徒が学校に通えない状況においても、教育機関が履修カリキュラムを継続できるよう支援します。一人ひとりの教員の授業計画を利用できて、授業をインタラクティブに運営する手法を採用しています。TCSは、混乱や分断を最小限に抑えながら、本年度もたゆまずデジタルな教育環境を提供していきます」
TCS iON Digital Glass Roomは世界中のあらゆる教育機関が利用可能で、日本でも近日中にサービス開始予定です。
TCS iON(TCSアイオン)について
TCS iONは、教育機関や試験委員会、政府機関、そしてさまざまな業種の組織が、入学や採用活動、ラーニング、スキル習得、さらに事業全体の効率を向上させることを可能にするTCSの戦略事業部門です。
TCS iONは、独自のITaaS(サービスとしてのIT)モデルによる「フィジタル(Phygital)」*プラットフォームを用いて、これを実現します。フィジタルプラットフォームとは、デジタルテクノロジーと物的資産の融合です。これにより、使いやすく、安心で、包括的なエンドツーエンドビジネスソリューションを、ユーザーとともに成長し、使えば使うほどメリットになるビジネスモデルの中で提供することができます。TCSのグローバルな経験と、深く根ざした国内ビジネスで培った最高水準の技術で、TCS iONは今後も顧客を支えていきます。
*フィジカル(physical)とデジタル(digital)を組み合わせた造語。現実世界とVR(仮想現実)やAR(拡張現実)、IoTなどのテクノロジーが描くデジタル世界を融合した「体験」を通じ、カスタマーエクスペリエンスの向上を目指す概念
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリングサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた44万8,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2020年3月31日を末日とする会計年度の売上高は220億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は2020年4月23日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。