サンタクララ|ムンバイ、2020年4月27日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)のソフトウェアベンチャーであるDigitate(ディジテート)は、企業のよりスマートな購入決定と、迅速な行動を実現する「ignio™ Cognitive Procurement(イグニオ コグニティブ・プロキュアメント)」の提供を開始したことを発表しました。
大規模かつ多様な調達活動を行うグローバル企業は、従来、購買に伴う工数の最小化によるメリットを享受してきた一方、コスト管理やコンプライアンス(法令遵守)、プロセス管理といった課題も抱えてきました。
企業の調達部門は、制度の厳格化に応じてこれらの課題への対応に取り組んできましたが、このことが却って組織全体的な円滑な運営を阻害してしまう弊害にも直面していました。
ignio Cognitive Procurementは、AIや機械学習(マシンラーニング)を活用し、プロセスの迅速化、スケールの最適化、企業の調達活動に関する認識・理解の向上、購買取引のモニタリング、さらに、必要とされる状況においては適切な対応を実現しています。
ignio Cognitive Procurementは、以下の目的でコグニティブな技術を利用しています。
Digitate グローバルヘッドのアキレシュ・トリパティ(Akhilesh Tripathi)は、次のように述べています。
「今日の調達組織には、コストの最適化に留まらず、新たな価値の創造が求められています。さらに、新型コロナウィルスをめぐる状況の深刻化に伴い、需要と供給の管理という責務の中で、困難かつ前例に捉われない決断を下さなければなりません。ignio Cognitive Procurementは、識別しにくい異常を検知し、運用上のインテリジェンスを細部にわたり提供することで、購買スペシャリストのスマートな意思決定と迅速な行動を支援し、新たな価値への扉を開きます。さらに、企業が新型コロナウィルスによるパンデミックの危機を安全に克服し、強化されることにも繋がります。この画期的なプロダクトを、AIと機械学習を実装したソリューションとして提供できることを大変嬉しく重います」
IDC エンタープライズアプリケーションおよびデジタルコマース調査チームのプログラムバイスプレジデントであるミッキー・ノース・リッツァ(Mickey North Rizza)氏は、次のように述べています。
「ビジネスの速度が増すにつれて、エンドユーザーにとっては、より迅速で正確なインサイトをビジネスデータから抽出することが重要になります。Digitateのignio Cognitive Procurement は、これを可能にする非常に画期的なオファリングです」
ignio Cognitive Procurementは、ignio AIOps、ignio AI.WorkloadManagement、ERPのサポートオペレーションを自動化するためのignio AI.ERPOps、ignio AI.Digital Workspace といった、DigitateのAI商品のラインナップに加わった最新プロダクトです。
ディジテート(Digitate)について
ディジテートは、TCSのベンチャー事業として2015年に設立されました。Digitateの受賞歴のあるソリューションであるignio™は、AIと機械学習、先進的なソフトウェアエンジニアリングを組み合わせた独自の革新的な設計により、企業のITオペレーションを革新します。問題発生時にはその迅速な解決にあたるとともに、予測されるインシデントを最大限かつ未然に防ぎます。ignioは現在、「フォーチュン500(Fortune 500)」や「グローバル2000(Global 2000)」に名を連ねる企業をはじめ、様々なグローバルな大企業に採用されています。Digitateは、米国カリフォルニア州サンタクララにあるシリコンバレーの中心部と、インド・マハーラーシュトラ州プネに本部があります。
Digitateの詳細については、www.digitate.comをご覧ください。
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリングサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた44万8,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2020年3月31日を末日とする会計年度の売上高は220億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は2020年4月27日(現地時間)米国カリフォルニア州・サンタクララおよびインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。