ムンバイ、2020年6月15日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、顧客のSAP S/4HANAによるデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、競争力をもたらす産業界向けソリューション、TCS Crystallus™(クリスタラス)の提供を開始したことを発表しました。
TCS Crystallusは、TCSが擁する様々な業界における専門的知見と実証された実績によって、ライフサイエンス、ハイテク、専門サービス、旅客・物流などの多岐にわたる業界に向けて提供されます。
例えば、ライフサイエンス業界向けでは、IoTやブロックチェーンを活用することで、外科器具の状態をエコシステム内のパートナーにリアルタイムで可視化することで、医療現場のスタッフが必要な場面でそれらを確実に利用できるようにしながら収益性も確保するといった、在庫管理ソリューション(Intelligent Field Inventory Management)などのビジネスソリューションが含まれます。
迅速な実装が可能な本ソリューションは、DXの道のりを、インテリジェントテクノロジーやSAP S/4HANAをデジタルコアとして活用することでスタートさせます。また、市場投入までの期間(time-to-market)を約20~30%短縮させるアセットやアクセラレーターを含みます。さらに、変革におけるリスクの軽減と事業継続性の確保により、いち早く優れた業績を実現することにも寄与します。
TCS エンタープライズアプリケーションサービス事業部門グローバルヘッドのアキレシュ・ティワリ(Akhilesh Tiwari)は、次のように述べています。
「市場における終わりのない破壊的変革と予測不可能な危機に際し、企業はDXの加速を迫られています。TCSは、現在および将来にわたり、適応力とレジリエンスを獲得できるよう顧客を支援する、革新的なソリューションの開発に注力しています。TCS Crystallusは、実績に裏づけられた当社のアセット、アクセラレーター、ベストプラクティスを提供し、SAP S/4HANAによる変革への投資により、万全な適応力や価値創出の実現、そして、より大きいベネフィットを獲得できるよう支援します」
TCSのSAPサービスポートフォリオは、インタラクティブデザイン、アドバイザリー、コンサルティング、実装およびその他のサポートサービスを網羅しています。TCSは、顧客がSAP S/4HANA、SAP C/4HANA®、SAP® SuccessFactors®、SAP Intelligent Spend Management(インテリジェント支出監理)、SAP Cloud Platformといったデジタルオファリングを評価し、ロードマップ、アーキテクチャーおよび戦略の策定をサポートします。
また、TCSのソリューションは文脈的知識*とSAPのベストプラクティスに基づいており、顧客が自社のエコシステムの一部としてデジタル技術を積極的に導入し、イノベーション、即時性、的確性によるベネフィットを享受できるよう支援します。
*contextual knowledge(コンテクスチュアルナレッジ) : 顧客が置かれた様々な状況において適用すべき最適な知見 。
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリングサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた44万8,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2020年3月31日を末日とする会計年度の売上高は220億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本資料は2020年6月15日(現地時間)米国・ニューヨークおよびインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。