ニューヨーク|ムンバイ、2020年9月2日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、Everest GroupのPEAK Matrix®レポート「Digital Workplace Services(デジタルな職場環境サービス) PEAK Matrix® Assessment 2020」において、「リーダー」の評価を獲得したことを発表しました。
本レポートは、TCSが新型コロナウィルスによるパンデミックにおいて、自らのケイパビリティを迅速にパッケージ化し、「Secure Borderless Workspaces™ (SBWS™)」のフレームワークの下で、安全な在宅勤務体制を提供し、顧客企業を支えるフロントランナーとして評価しています。また、働き方の将来像(自社の全世界の従業員の75%が在宅勤務を実現すること)をいち早く提示したサービスプロバイダーとして、顧客企業層の間でのマインドシェア獲得やビジョンの明確化を実現した点にも言及しています。
TCSの強みについては、広範なパートナーシップおよび投資に裏付けられた、信頼性の高いプラットフォームやソリューションを搭載した、包括的な職場環境ポートフォリオについて言及しているほか、従来型および次世代型の職場環境機能を兼ね備えたプラットフォーム「Digital Workplace Studio」も挙げています。
さらに、ユーザーエクスペリエンス(UX)とビジネス志向の職場環境に関するTCSの見解が、顧客が置かれた状況に合致している点についても言及しています。加えて、本レポートは、TCSの模範的なサービスレベルに対し、顧客がTCSを信頼できる戦略パートナーと捉え、サービスレベル合意(SLA)の水準を上回る支援を積極的に行っていることを高く評価していることも挙げています。
TCS コグニティブビジネスオペレーションズ デピュティヘッドのクリシュナ・モハン(Krishna Mohan)は、次のように述べています。
「新型コロナウィルスによるパンデミックは、多くの企業に向けて、直感的、柔軟、安全で、デジタルな職場環境構築への投資の重要性を示しました。このコンセプトを採用した先進的な企業は、パンデミックにおいても、業務への影響を最小限に抑え、優れた従業員・顧客体験を提供しながら、シームレスに在宅勤務体制への移行を実現しています。この度、TCSが獲得した 『リーダー』 の評価は、私たちのビジョン、戦略、ソリューション・ポートフォリオ、そしてそれらの結果としてもたらされる市場における成功の証といえるでしょう」
TCSは、アフターコロナの世界を視野に入れて職場変革を目指す世界中の企業に向けて、サービス・ソリューションの包括的なパッケージを提供します。
デジタルな職場環境構築のためのオファリングには、以下のサービスが含まれます。
セキュア ボーダーレス ワークスぺース™(Secure Borderless Workspaces™):組織がバーチャルな職場環境に完全かつシームレスに移行し、組織内の人材のエコシステムを駆使してビジネスチャンスを最大化するための革新的な運用モデルです。インフラストラクチャー・人事管理・従業員エンゲージメント、プロセス・ツール・ガバナンス体制、そしてコラボレーション・エンゲージメント活動の実践など、さまざまな人事機能を網羅しています。
TCS セーフ ワークプレース(TCS Safe Workplace):世界中の企業が、安全、安心かつ生産的な職場環境へ迅速に移行することを可能にする、職場復帰ソリューションです。既存のエンタープライズプラットフォームを活用しながら、従業員の職場復帰への準備状況、職場環境、勤務モデルを評価し、接触者追跡、移行管理、ワークスペースの設計といった職場復帰プロセスを自動化し、主要なリスク要因をモニタリングする労務管理センターを設計・構築します。
デジタル ワークプレース スタジオ(Digital Workplace Studio): コンテクスチュアリゼーション、オーケストレーション、そして、顧客の組織内のエンドユーザーの環境統合を実現する包括的なプラットフォームです。TCSは、あらゆる業界に対応するソリューションを通じて、既存のコグニティブな職場環境プラットフォームに新たなアプリケーションやエクスペリエンスをもたらします(例:ヘルプデスク、現場サポート、遠隔サービス)。
デジタル ワークプレース アズ・ア・サービス(Digital Workplace as a Service: DWaaS):職場全体を基本デバイスから独立したアプリケーションとして機能させるクラウドベースのオファリングです。これを実現するためには、TCSのエンタープライズプラットフォームに限らず、他の主要クラウドプロバイダの製品も活用します。
コグニティブ サービスデスク(Cognitive Service Desk): Mobitio™、ignio™、チャットボット、デジタルアシスタント、音声認識技術、ゲーミフィケーションといったTCS独自の知的財産を活用したヘルプデスクです。Mobitioは、位置認識サービス提供のためのインテリジェントオートメーションとリアルタイム解析、ユーザーの問い合わせに対する迅速な対応やトラッキング、さらにソーシャルコラボレーション機能を内臓した企業向けのモビリティ・プラットフォームです。
Everest Group バイスプレジデントのアシュウィン・ヴェンカテサン(Ashwin Venkatesan)氏は、次のように述べています。
「TCSは、従来型および次世代型のいずれの職場環境機能をも網羅した包括的な職場環境のサービスオファリングを構築しています。TCSの顧客企業は、TCSが提供するサービスレベルに関して、大いに信頼できる戦略パートナーとして位置づけ、特に新型コロナウィルスによるパンデミックにおいては、SLAを上回る水準のサポートを積極的に行っているとして、高く評価していますUXとビジネス志向の職場環境モデルは、とりわけ顧客が置かれた状況とも合致しています。TCSのオファリングと顧客からの評価が、本レポートにおける 『リーダー』 の評価に繋がっています」
TCS デジタルワークプレース グローバルヘッドのアショク・クリシュ(Ashok Krish)は次のように述べています。
「TCSは、業界最高水準のソートリーダーシップ、人材マネジメントに関するケイパビリティ、従業員エンゲージメントや福利厚生、事業継続性、設備管理、さらにイノベーションや知的財産への投資に注力することにより、デジタルな勤務環境ソリューションのポートフォリオを構築してきました。こうした取り組みは、生産性、俊敏性、イノベーションの強化により、顧客の従業員にとって障壁の少ない働き方や従業員間にハイレベルなコラボレーションをもたらしています」
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリングサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた44万3,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2020年3月31日を末日とする会計年度の売上高は220億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は2020年9月2日(現地時間)、米国・ニューヨークならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。