東京、2020年9月30日:日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(日本TCS)は、エンタープライズ向けサイバーセキュリティオファリング「TCS HαVEN™(ヘイヴン)」の提供を開始したことを発表しました。
TCS HαVENは、クラウドベースのアーキテクチャを採用した包括的なサイバーセキュリティオファリングです。TCSが提唱する自動化を推進するフレームワークである「マシンファースト・デリバリーモデル(Machine First™ Delivery Model:MFDM™)」を基盤とし、TCSのマネージドサイバーセキュリティをシェアードサービスとして提供します。
自動化による堅牢性強化とコスト合理化を両立し、お客様の事業戦略やIT環境の変化、潜在的なセキュリティリスクなどへの迅速かつ柔軟な対応を可能とします。これは、デジタルトランスフォーメーション(DX)や働き方改革の推進におけるセキュリティ強化にも寄与します。
TCS HαVENには、脆弱性管理からセキュリティ監視、ガバナンス対応にいたるまで、包括的なサービスラインナップを包含しています。クラウド上でお客様ごとに専用環境を構築するため、個々のお客様が抱えるシステム環境に応じ、カスタマイズと導入が合理的なコストで実現します。
日本TCS コグニティブビジネスオペレーション サイバーセキュリティ本部長の酒寄孝側(さかより たかのり)は、TCS HαVENがお客様にもたらすベネフィットについて、次のように述べています。
「TCS HαVENは、一般的なセキュリティオペレーションセンター(SOC)のようなシェアードサービスとは異なり、マルチベンダ環境でサイロ化されたセキュリティ運用の統合やインシデント対応の自動化を可能とし、コンプライアンス強化やリスク可視化を実現します。さらに、TCSの経験豊富なサイバーセキュリティのスペシャリストがアドバイスやサポートを提供するオンラインアドバイザリーサービス体制も整備しているため、IT人材やスキル不足といった課題を抱えるお客様にも安心して利用いただけるサービスです。お客様はTCS HαVENをあたかも “(社内の)サイバーセキュリティ部門”のように利用いただくことで、IT人材リソースをセキュリティ運用や定型的な管理業務から解放し、コアビジネスへの注力も可能となるでしょう」
TCS HαVENには以下のサービスメニューが含まれます。
“haven (héɪv(ə)n)”には、「安息地」 また “α: alpha(ˈælfə)”には、「始まり、出発点」の意味があり、IT人材リソースの課題などを抱えるお客様がセキュリティ対策に妥協することなく、DXや働き方改革に「安心して」「着手」いただけるよう、サイバーセキュリティ領域において豊富な知見を擁するTCSとして、エンド・ツー・エンドのサービスを提供させていただきたい思いが込められています。
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリングサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた44万3,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2020年3月31日を末日とする会計年度の売上高は220億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。