Press Release
2022年2月4日
東京 | 2022年2月4日:日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:垣原弘道、以下、日本TCS)は、4月9日、富士スピードウェイ(静岡県)で開幕する「2022年 全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA 2022)」に向けて、TCS NAKAJIMA RACINGへのスポンサーシップ活動予定を発表しました。
TCSは、2017年シーズンより、SUPER FORMULAに参戦するNAKAJIMA RACING(有限会社中嶋企画、代表取締役社長:中嶋悟)のタイトルスポンサー兼テクノロジーパートナーとして、TCSがグローバルで培ってきた知見と技術力を生かしながら、デジタル技術の側面でサポートを提供しています。
マシンのカラーリングをリニューアル
2022年シーズンはチームマシンのカラーリングがリニューアルされます。NAKAJIMA RACINGのチームカラーである「ネイビー」に加え、2021年に展開されたTCSの新たなコーポレートカラーである「ピンク」の2色を基調としています。「SF19」が導入された2019年シーズンに日本TCSの社員公募によって採用されたデザインコンセプト(「X」のライン)をピンクに刷新したことで、デザインに込められたメッセージ性(X=Transformation : 変革の意)がより鮮明に映える配色になりました。
新たなカラーリングが施されたTCS NAKAJIMA RACINGのマシンは、2月6日、鈴鹿サーキット(三重県)で開催される「Honda Racing Thanks Day 2021-2022」のデモレース(14:25~14:45)で一般初公開されます。
*鈴鹿サーキットにお越しいただけない方はYouTubeライブ配信でお楽しみ下さい。
SUPER FORMULA 2022を戦うTCS NAKAJIMA RACINGの「SF19」
テクノロジーパートナーとしてのTCSの取り組み
これまで、チームでは、マシンに搭載された数百のセンサーから取得した車両の挙動データの解析、利活用を通じたデータドリブンなセットアップ能力の向上が求められていました。
そこで、TCSは、この課題の解決に向けて、*デジタルツインによる予測モデルの開発を目指しています。テスト走行から公式予選、決勝レースにかけて、随時マシンから生成されるデータの解析において、予測モデルの精度向上を図りながら、チームエンジニアやドライバーに迅速に解析をフィードバックし、セットアップのレベル向上を目指すとともに、チームの勝利に寄与すべく、開発と検証を繰り返していきます。
*digital twin: 現実世界で起きる事象を、デジタル環境(仮想環境)で、あたかも「双子(twin)」のように
精緻に再現し、高度なシミュレーションを行うことで、過去の事象の再現や将来予測に活用する技術。
TCS NAKAJIMA RACINGの中嶋悟チーム総監督は、2022年シーズンへの抱負について、次のように述べています。
「本年でTCSとのパートナーシップは6年目を迎えました。これまでにTCSと共に築き上げてきた経験を成果に結び付けていくべき年になると認識しています。チーム一丸となってシリーズチャンピオン獲得を目指し、ねばり強く戦っていきます。TCS NAKAJIMA RACINGへのご声援をよろしくお願いします」
日本TCS 代表取締役社長の垣原弘道は、2022年のスポンサーシップ活動への抱負について、次のように述べています。
「新シーズンは、チームの勝利に貢献できるよう、当社がグローバルで培ってきた知見を最大限に発揮するとともに、チームとの協働を深めつつ、これまでにもまして技術支援を強化していきます。TCS NAKAJIMA RACINGが表彰台を獲得し、チームやファンの皆様、そして当社の社員と共に勝利を分かち合えることを願い、チームの皆さんと一丸となって充実した1年間にしていきます」
以上
SUPER FORMULA 2022 開催日程
Round |
Date |
Circuit |
Race Distance |
Start Time |
1 |
4月9日(土) |
富士スピードウェイ |
187.083km |
14:30 |
2 |
4月10日(日) |
富士スピードウェイ |
187.083km |
14:30 |
3 |
4月23日(土)〜24日(日) |
鈴鹿サーキット |
180.017km |
14:30 |
4 |
5月21日(土)〜22日(日) |
オートポリス |
196.308km |
14:30 |
5 |
6月18日(土)〜19日(日) |
スポーツランドSUGO |
190.058km |
14:30 |
6 |
7月16日(土)〜17日(日) |
富士スピードウェイ |
187.083km |
14:30 |
7 |
8月20日(土) |
モビリティリゾートもてぎ |
177.637km |
14:30 |
8 |
8月21日(日) |
モビリティリゾートもてぎ |
177.637km |
14:30 |
9 |
10月29日(土) |
鈴鹿サーキット |
180.017km |
14:30 |
10 |
10月30日(日) |
鈴鹿サーキット |
180.017km |
14:30 |
NAKAJIMA RACINGについて
NAKAJIMA RACINGは、日本人初のF1フルタイムドライバー中嶋悟氏が1991年にF1ドライバーを引退後、国内外の若手ドライバーの育成を目的として設立し、1992年より自らが総監督を務めるプロフェッショナル・モーターレーシングチームです。NAKAJIMA RACINGはレースでの勝利のみに目的を置くのではなく、より多くのファンや自動車業界の関係者から、内容が充実したイベントとして評価されることを重視しています。また、技術的な進化にとどまらず、自動車の社会性も考慮し、モータースポーツの振興に貢献することを目指しています。NAKAJIMA RACINGの詳細については www.nakajimaracing.co.jp をご覧ください。
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを50年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた55万6,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2021年3月31日を末日とする会計年度の売上高は222億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
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