デジタルスレッドとコネクテッドプラントにより「スマートファクトリー」を体験できるショールーム
東京 | 2022年3月15日：日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：垣原弘道、以下、日本TCS）は、コンサルティング、設計、および実装に至るまで、国内外の企業を包括的にサポートする共創イノベーションハブである「TCS Pace Port™ Tokyo」の一部として、TCSが提供するエンジニアリングサービスの体験型ショールーム「Digital Continuity Experience Center」（デジタル コンティニューイティ エクスペリエンス センター、以下、DCEC）を開設しました。
DCECは、TCS Pace Portが独自に築いた体系的なプロセスにより、お客さまのゴール達成を確実に支援する4つのステージに適用する形で、「Discover（気付き）」、「Define（アイデア創出）」、「Refine（実証）」まで、お客さまに新しい価値を提供します。
TCS Pace Port Tokyo
イノベーション創出の4つのステージ： ゴール達成を確実にする体系的プロセス
DCECでは、製造業を中心としたお客さまが、デジタルスレッド*1とコネクテッドプラントにより「スマートファクトリー」（IoTやAIを用いてデータ活用・分析を行い、設計・製造プロセス改善や稼働効率化を実現した工場）を見て、触れて、体験できるショールームです。インダストリー4.0対応の小型デジタルファクトリーモデルにより、原材料の配送から完成品の提供にいたるまで、スマートファクトリーの主要な製造工程についてライブデモ（実演）が実施できます。
*1 Digital Thread（デジタルのスレッド:糸）：製品情報を相互に関連づけ、製品ライフサイクル、製品開発の要件定義、システム設計、意思決定、製品構成（設計・製造・サービス）、出荷・運用中の製品の状態などあらゆるデータへのアクセス可能にすること
またDCECでは、スマートファクトリーを実現する上で必要となるエンタープライズアプリケーション（PLM*2、DMFG*3、MES*4）はシステムに統合され、モデル環境でTCSのクラウド上でホストされ、お客さまは、エンジニアリングから製造計画、実行まで、情報の流れに沿ってデジタル化された工場を実現するまでの道のりを体験できます。
*2Product Lifecycle Management：製品ライフサイクル管理
*3Digital Manufacturing：製造工程におけるデジタル技術の導入・活用
*4Manufacturing Execution System：製造実行システム
DCECは、2022年3月より本格稼働を開始し、デジタルスレッド・コネクテッドプラントで実現するスマートファクトリーのライブデモを、個々のお客さまのビジネス・コンテクストに沿ったシナリオで実施し、PoC（概念検証）を提供していきます。
DCECの提供価値
日本TCS 代表取締役社長の垣原弘道は、次のように述べています。
「当センターでは、お客さまが実際にデジタルコンティニュイティを体験し、日本TCSとの共同作業を通じて、スマートファクトリー、インダストリー4.0のビジョンを実現できます。TCSはグローバルな専門知識を活用し、DCECでお客さまに業界トップクラスのエンジニアリング＆製造ソリューションを提供します。DCECは、共同ソリューション開発のハブとして大規模な展開の前に新技術を試験的に導入し、お客さまや社内のイノベーションハブとして、日本におけるIoTとデジタルエンジニアリングの人材育成と能力開発に貢献します」
以上
タタコンサルタンシーサービシズ（TCS）について
タタコンサルタンシーサービシズ（TCS）は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル（Location Independent Agile™ delivery model）」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた55万6,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2021年3月31日を末日とする会計年度の売上高は222億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
