Brand Financeによるブランド価値調査「Global 500 2024」がTCSのブランド価値を前年比11.5%増の192億ドルと評価
絶対成長率でITサービス業界他社を凌ぎ、世界2位を維持
ブランドプラットフォームを展開し、サステナビリティ(持続可能性)、AI(人工知能)、その他の新興技術におけるリーダーとしての地位を確立
このページは、2024年1月17日(現地時間)、スイス・ダボスならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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ダボス|ムンバイ、2024年1月17日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、英国に本拠を置くブランド評価会社Brand Finance(ブランドファイナンス)による2024年の「Global 500 IT Services Ranking(グローバル500 ITサービスランキング)」で、世界で2番目に価値のあるITサービスブランドと評価されました。AIへの対応力を強化するための着実な取り組みや、サステナビリティ(持続可能性)に対するコミットメントにより、TCSのブランド価値は2023年の172億ドルから192億ドルと前年比で11.5%の大幅な成長を遂げました。これは世界トップ25のIT企業の中で最も高い成長率です。
Brand Financeの最高経営責任者(CEO)兼 会長のデイヴィッド・ヘイ(David Haigh)氏は、次のように述べています。
「TCSの成長には目を見張るものがあり、ITサービス業界のどの企業よりもブランド価値を高めています。これは、イノベーションを推進し、市場をリードようとするTCSの取り組みの結果といえるでしょう。ブランド評価指数が82から84に向上し、トリプルA(AAA)のブランド評価を維持したことは、TCSが戦略的に秀逸であることを示しています。世界で最も価値あるITサービスブランドの1社であるTCSは、一貫した投資と強いブランド力に裏づけられ、この業界において誰もが認めるブランドリーダーだといえるでしょう」
TCSは、ここ数十年にわたりブランドのグローバル展開に大きく投資してきました。これには主要な業界フォーラムやビジネスフォーラム、デジタルチャネル、SNSにおけるプレゼンスの強化や、業界アナリストレポートにおけるリーダーとしての地位向上、ソートリーダーシップ活動による発言力強化、その他さまざまな取り組みが含まれます。
テクノロジー業界での初めての試みとして、TCSニューヨークシティマラソン、TATAムンバイマラソン、TCSアムステルダムマラソンなどの代表的な大会を含む12のマラソン大会やランニングイベントにおいて、世界最大規模のスポンサーシップの経験を積んできました。最近では、TCSロンドンマラソンやTCSトロントウォーターフロントマラソンにも参加し、この実績をさらに強化しています。毎年、世界各地の主要都市で開催されるTCS主催の耐久ランニングレースには、60万人以上のランナーが参加しています。数十億人が世界各国の放送やTCSが開発したモバイルアプリで、これらのイベントを視聴しています。
TCS チーフマーケティングオフィサー(CMO)のアビナヴ・クマール (Abhinav Kumar)は、次のように述べています。
「これまで数十年にわたり、TCSはさまざまな戦略的マーケティング活動を駆使して、企業ブランドをよりグローバルなものにするために総力を挙げて取り組み、それが今回のブランド価値につながっています。TCSブランドの確立と強化に日々取り組んでいるすべての仲間に感謝したいと思います。タタ・グループの大きなビジョンに賛同する私たちは、より持続可能な未来を目指すだけでなく、AIをはじめとした新興技術のリーダーとして、戦略的にTCSブランドを位置づけるため、ブランドのプラットフォームを最大限に活用しています」
AI(人工知能): TCSのAI戦略は、バリューチェーン全体のケイパビリティを強化し、お客さまが変革の可能性を実現できるよう支援することに焦点を当てています。既に15万人以上の社員が基本的な生成AIに関する専門技術の研修を修了しています。従業員のAIに関するスキルをさらに強化するため、TCSは社員向けにAI Experience Zone(AIエクスペリエンスゾーン)を立ち上げました。
また、マラソンプラットフォームを活用して、TCSニューヨークシティマラソンに向けて、マラソンランナーのデジレ・リンデン(Desiree Linden)氏と協働し、彼女の心臓のデジタルツインを作成しました。これは、デジタルツイン、機械学習、AIを活用して、新しい健康測定方法を提供し、トレーニング体験を変革するものです。こうしたデジタルツインにより、リアルタイムでパーソナライズされたヘルスケアの可能性を拡大しています。
サステナビリティ(持続可能性): TCSは、2030年までに温室効果ガスの絶対排出量の削減を目指すネットゼロエミッション(CO2排出量実質ゼロ)を達成するための具体的なロードマップを描いています。この目的に沿ったマーケティング活動を行うTCSは、Council for Responsible Sport(責任あるスポーツ評議会)と協力し、「ReScore(リスコア)」というアプリを開発しました。これは、世界のスポーツ団体が持続可能なパフォーマンスを測定・認証するための、世界初のデジタルアプリです。TCSトロントウォーターフロントマラソンやTCSロンドンマラソンでは、このアプリを活用し、「エバーグリーン」や「ゴールドスタンダード」といった環境対策の指標を達成しています。また、Jaguar TCS Racing(ジャガーTCSレーシング)を通じ、世界初の電気自動車(EV)レースのシリーズ戦であるFormula E(フォーミュラE)を支援しています。Jaguar Land Rover(JLR)とのこのパートナーシップは、EVを推進するためのカタリスト(触媒)として、CO2排出量削減と持続可能な自動車開発を推進しています。
Brand Financeの「2024 Global 500 IT Services Ranking」にランクインした上位10社は以下の通りです。
順位 |
ブランド |
ブランド価値 |
成長率 |
成長額 |
1 |
Accenture |
40,502 |
1.60% |
635 |
2 |
TCS |
19,165 |
11.50% |
1,971 |
3 |
Infosys |
14,213 |
9.20% |
1,203 |
4 |
IBM Consulting |
12,097 |
4.50% |
520 |
5 |
Capgemini |
10,213 |
4.60% |
448 |
6 |
NTT DATA |
8,932 |
0.20% |
16 |
7 |
Cognizant |
8,643 |
0.10% |
10 |
8 |
HCL Tech |
7,574 |
15.90% |
1,036 |
9 |
Wipro |
5,756 |
-7.60% |
-472 |
10 |
富士通 (ITサービス部門) |
4,328 |
0.90% |
40 |
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを50年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発のベンチマーク「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた61万5,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2023年3月31日を末日とする会計年度の売上高は279億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。