統一されたインターフェイスで、クラウドサービス上の生成AIツールやモデルを比較できる独自の機能を提供し、お客さまのAI導入を大幅に加速
ガードレールを備えた即座に導入可能なソリューションのブループリントを提供し、大規模な企業・組織に向けて生成AIソリューションの迅速な導入を支援
このページは、2024年6月7日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語訳です。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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ムンバイ、2024年6月7日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、複数の生成AIサービスを単一のインターフェースに集約したプラットフォーム「TCS AI WisdomNext™(ウィズダム ネクスト)」を発表しました。
業界をリードするこのプラットフォームは、お客さまが生成AIモデルを開発、導入する際の障壁を取り除くべく設計されており、単一のインターフェイスで、ベンダー、社内、およびオープンソースの大規模言語モデル(LLM)をリアルタイムで実験することができます。
AIや生成AIは、企業のバリューチェーン全体に広く応用されています。しかし、世界中のソリューションデザイナーは、適切な基礎モデルを選択したり、実験したり、決定したりすることに難しさを感じています。基礎モデルは常に進化しており、各モデルが提供する機能も利用形態、コスト、効果がそれぞれ異なります。
TCSが実施した、AIがビジネスに与える影響に関するTCSの包括的な調査「AI for Business Study(ビジネスにおけるAIグローバル調査)」では、企業の経営層はAIがビジネスに与える影響について概ね肯定的であるものの、変革に向けていかなる道筋を辿るべきかについては確信を持っていないことが明らかになりました。
TCS AI WisdomNextは、企業が適切なモデルを選択し、生成AIツールを活用してソリューションの新規設計を簡素化できるようサポートします。また、既存のコンポーネントを再利用し、ソリューション設計を加速させることもできます。
TCS AI.Cloud(AIドットクラウド) ユニットヘッドのシヴァ・ガネサン(Siva Ganesan)は、次のように述べています。
「TCS AI WisdomNextにより、お客さまは生成AIを活用してデータの可能性を最大限に引き出し、ビジネス革新や効率化をより大規模に推進し、競争力を強化することができます。この度新たにリリースされた本プラットフォームは、多様で急速に進化するAI市場をリードし、実行可能なソリューションを最大限かつ迅速に構築していることで、お客さまより高い評価をいただいています。TCSは、お客さまがビジネス課題を解決し、生成AIのケイパビリティを最大限に活用できるよう支援しています。生成AIを迅速に導入し、ビジネス成果を目の当たりにして、お客さまの満足度も高まっています」
初期のテスト段階で、TCSはさまざまな大手企業に向けてこの強力なツールを活用し、価値創造やプロトタイプ構築を実現していました。例えば、ある米国の屋外広告企業では、地図と連携したリアルタイムな在庫確認や見積作成により販売活動を迅速化し、ある米国の大手保険会社では、アプリケーションのマイグレーションやモダナイゼーションのライフサイクル全体にわたり生産性と効率性を改善したほか、英国の大手銀行では、スマートな住宅ローンアシスタントツールにより顧客体験(CX)を向上させました。
Northeast Shared Servicesの最高情報責任者(CIO)兼 エグゼクティブバイスプレジデントのスコット・ケスラー(Scott Kessler)氏は、次のように述べています。
「生成AIは、当社の知的財産の価値をさまざまな側面で高めています。TCS AI WisdomNextTのプラットフォームを活用することで、社内の知的財産を拡充し、データやインサイトをシームレスに統合し、効率性、革新性、および食品企業としての顧客ファーストの姿勢を強化できるようになり、さまざまな点で価値を高めています」
TCS AI WisdomNextは、クラウドコンピューティングやAIに関するTCSのケイパビリティを結集し、お客さまの現代のニーズに応える、TCSのAI.クラウド部門が提供する革新的なオファリングです。
このプラットフォームが提供する主な機能は以下の通りです:
Constellation Research最高経営責任者(CEO)兼 主席アナリストのR. レイ・ワン(R. Ray Wang)氏は、次のように述べています。
「お客さまは、生成AI上で将来の採用戦略やイノベーションにつながるような革新的な生成AIのプラットフォームを求めており、それは構成済みで業界特化型のブループリント、最先端技術、およびオーケストレーションのケイパビリティを備えていなければなりません。戦略的に生成AIに投資し、顧客がセキュリティと倫理的なガードレールを中核として、生成AI市場を変革・リードし、生成AIのエクスペリエンスを提供できるようにするサービスプロバイダーは、生成AIの適切な活用を実現し続け、顧客から信頼されるテクノロジーパートナーとなるでしょう。こうしたAIファーストのテクノロジーパートナーは、顧客が求めるもの、つまり新しいマルチモデル、マルチモーダル、マルチクラウドのプラットフォームを提供することができるのです」
TCSの生成AIサービスおよびソリューションの包括的なポートフォリオは、コンサルティングおよびアドバイザリー、ソリューション設計やプロトタイピング、大規模言語モデル(LLM)のトレーニングや微調整、ガードレールエージェントの設計、プロジェクトデリバリー、継続的なメンテナンスに加え、企業がAIを倫理的かつ安全に利用できるようにするための“責任あるAI(Responsible AI)”のフレームワークを含みます。TCSは、30万人以上の従業員に生成AIを含むAIや機械学習の基礎スキルに関するトレーニングを実施し、世界最大規模のAIに精通した人材を擁しています。
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを50年以上に渡り支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた60万1,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2024年3月31日を末日とする会計年度の売上高は290億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。