2022年11月15日
2022年11月15日
You have these already downloaded
We have sent you a copy of the report to your email again.
Written by: フェン レキさん(東京大学大学院 学際情報学府 )
私はソーシャルロボットのデザインプリンシプルについて取り組んでいます。デザインプリンシプルはデザイン原則や、デザイン指針と呼ばれることもあり、ある特定の製品をどのようなデザインにしたら良いのか、どんなデザインにしてはいけないのかを示唆する事です。
つまり、ソーシャルロボットのデザインプリンシプルは、ユーザーと適切にインタラクションできる、ユーザーに受け入れられるソーシャルロボットを作るための指針です。
アイデアをプレゼンテーションするフェンさん
そのデザインプリンシプルを考える手法が沢山ありますが、このインターンシップでは、関連研究に基づいて、アカデミアの知見と既存の製品を照らし合わせながら分析し、ソーシャルロボットのデザインプリンシプルをまとめています。調査によると、高齢者や子供に使われるソーシャルロボットは、人にそっくりな外観にしてはいけないという結論があります。これは私が調査する一例にすぎませんが、わかりやすい指針として例にあげてみました。
そして、ソーシャルロボットは心理学、社会学などいろんな分野と関連している領域であり、そのプリンシプルの出発点も様々です。
ソーシャルロボットのあるべきデザインの論文を研究するフェンさん
このように、幅広く知見を調査し、まとめていく中で、なにげなく目にしているものにも深く考えるべき事項がある事に気づかされています。
もちろん、難しく感じる瞬間もありますが、いろんな知識に触れて興味深く感じています。
フェン レキさん 東京大学大学院 学際情報学府