お客さまのビジネス価値創出を支援する「成長と変革のパートナー」を目指して
東京、2023年7月10日:日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:垣原弘道、以下、日本TCS)は、従前より提供してきたクラウド関連サービス体制のさらなる強化を発表しました。
TCSは、グローバルマーケットにおいて、クラウドトランスフォーメーションのリーディングカンパニーの一社として存在感を示し、日本国内でも特定のベンダーやプロダクトにとらわれないニュートラル(中立的)な立場から、お客さまに高品質のサービスを提供してきました。
近年、コロナ禍により多くの企業に浸透したハイブリッドなワークスタイルに伴い、クラウドの利活用の在り方が改めて注目を集めています。しかし、従来のITインフラ基盤を単純にクラウド環境に移行しただけで、十分に活用できないケース、利用機能の重複や、適切なサービスを選択できずコストが増大するケース、さらには、セキュリティ対策の実行・管理など、さまざまな課題も山積しています。また、オンプレミス環境とのハイブリッド環境利用、複数のクラウドサービスを組み合わせたマルチクラウド利用など、クラウド環境も複雑化し、効率的な運用も事業運営の重要な課題となっています。
日本TCSは、こうした課題を抱えるお客さまに向けて、ビジネス変革に向けたクラウド利活用の戦略立案から、ビジネス価値を創出するソリューションの提供、クラウド環境への移行、マルチクラウド・ハイブリッドクラウド環境の複雑な運用にいたるまで、クラウドに関するさまざまな課題にTCSの強みを活かしながらエンド・ツー・エンドでアプローチをさらに強化します。
①ハイブリッドデリバリーモデルによるサービス提供
TCSは、上流から下流にいたるまで、国内のメンバーとグローバルメンバーの混成によるハイブリッドな体制でサービスを提供することで、オフショア活用によるコストメリットにとどまらず、グローバルの知見を効果的に活用します。日本企業のお客さまに専任のスタッフを含むグローバルのスタッフを活用し、個々のお客さまが必要とされる体制を迅速かつ柔軟に構築し、サービスを提供します。
②グローバルの豊富な知見と実績を日本のお客さまに活用
TCSは、グローバルで数多くのクラウドサービスを提供してきた豊富な知見と実績があります。世界各地での成功事例の知見を形式知として、日本のお客さまへのサービス提供に活用し、確かな実績に裏付けられたベストプラクティスを高品質なサービスとして効率的に提供します。
③ニュートラルな立場で最適なソリューションの提供
TCSは、特定のベンダーやサービスにとらわれず、個々のお客さまにとって最適なソリューションを組み合わせて提供します。お客さまのニーズの多様化に伴い、単一のクラウドプラットフォーム、サービスにより必要な機能をすべて満たすことは困難になっています。TCSのニュートラルなアプローチは、お客さまが真に必要とする最適なソリューションを提供し、それらの適切な利活用も含めて支援することで、新規ビジネス創出の迅速化や業務の効率化などの事業運営に貢献します。また、多岐にわたるサービスを包括的に提供できることで、お客さまが複数のベンダーを管理する負担を軽減し、コスト最適化にも寄与します。
こうしたクラウドサービス提供の強化施策の一環として、日本TCSは、2023年7月1日付けで、クラウドビジネス統括本部を新たに設立しました。TCSが擁するクラウド人材とケイパビリティをクラウドビジネス統括本部に結集するとともに、TCSグローバルのクラウド事業部門と従来にもまして密接に連携するハイブリッド体制を構築し、デリバリー能力の最大化を図ります。
また日本TCSは、全社員を対象としたクラウド関連教育プログラムを導入するなど、社内のクラウド人材育成にも注力しており、CBUは、体制を拡充させながら、より多くのお客さまのビジネス課題の解決に向けて、支援体制の拡充に取り組んでいきます。
日本TCSクラウドビジネス統括本部 統括本部長の洪種敏(ホン・ジョンミン)は、次のように述べています。
「お客さまにとって最良のベネフィットをもたらすためには、サービスを提供するリソースとケイパビリティを結集させることが重要です。この度のCBU設立を機に、クラウド人材、ケイパビリティを結集させることで、サービス品質の向上とデリバリー能力の強化を図りながら、提供価値の最大化を目指していきます」
日本TCS代表取締役社長の垣原弘道は、次のように述べています。
「私たちは、クラウドの活用がお客さまにとっていかなる意味を持つか、またお客さまのビジネスにとってどのような価値をもたらすかを考え抜き、お客さまにとって真の成長と変革のパートナーとなるべく、CBUを中心としてTCSが一丸となってお客さまのビジネス変革の実現に貢献していきます」
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを55年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた61万4,000人を超える人材を擁し、世界55カ国で事業を展開しています。2023年3月31日を末日とする会計年度の売上高は279億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。