ロンドン | ムンバイ、2019年6月3日:タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、NelsonHallが発行したSAP HANAおよびS/4HANAサービスの評価レポート「SAP HANA and S/4HANA Services: Automating Migration & Expanding Functionality」(David McIntire著、2019年2月発行)において、「リーダー」の評価を獲得しました。
本レポートは、TCSの強みとして、SAPの認定を受けたオファリングを含む拡張機能群を、個々の顧客のニーズに合わせて提供している点を挙げています。また、SAP Model Companyへの注力や、顧客のビジネスコンテクストに沿って幅広いソリューションを実装するケイパビリティについても言及しています。
TCS エンタープライズ・アプリケーションサービス部門 グローバルヘッドのアキレシュ・ティワリ(Akhilesh Tiwari)は、次のように述べています。
「SAP HANAおよびS/4HANA、そして新時代の技術を活用することで、企業はビジネスの俊敏性や顧客満足度の向上を実現し、Business 4.0に向けた変革の道のりを加速しています。今回の評価は、すぐに実感できる効果をお客様に提供するとともに、将来的な要求にも対応しうるTCSの実力の証であると認識しています」
TCSは、インタラクティブデザインから、アドバイザリー、コンサルティング、実装、サポートにいたるまで、SAP HANAおよびS/4HANAの包括的なサービスを展開しています。世界中で豊富なSAPプラクティスの実績を持ち、現在、450件におよぶSAPプロジェクトに携わっています。
SAP HANAおよびS/4HANAについては、プラニングやインフラ管理、実装、移行、サポートといったプログラムの中核的な活動に加え、ビジネスケースの作成、全社的な戦略の定義、インタラクティブデザイン、概念実証(PoC: Proof of Concept)なども行っています。
米国(シンシナティ)、フランス(パリ)、インド(ムンバイ)、日本(東京)には、イノベーションやデモの拠点があり、SAPの新商品を実際に体験できるほか、デジタルトランスフォーメーションのエコシステムを通じ、世界中のイノベーションに触れることができます。
これらの拠点では、お客様がより深いリアルタイムのインサイトを得られるよう、TCSのソリューションアーキテクトが各業界や領域に向けた30以上のアナリティクスソリューションやPoCを構築しています。
また、さまざまな業界における専門知識をもとに、例えば、鉄道業界向けの「Intelligent Rail Management」、医療機器メーカー向けの「Intelligent Field Inventory Management(iFIM)」、石油・ガス業界向けの「Smart Maintenance」などのソリューションを開発しており、世界中の企業のデジタルを活用したビジネストランスフォーメーションを支援しています。
TCSは、あらかじめ設定された各種業界向けソリューションやツール、アクセラレータに、ビジネスコンテクストの知識や業界のベストプラクティスを組み合わせることにより、S/4HANAを活用したトランスフォーメーションを前進させます。
「SAP S/4HANA Transformer Suite」は、将来的なビジネスプロセスやオペレーションを可視化することで、実装に伴うリスクを軽減します。TCSのグローバルなSAPコンサルティングチームは、これらのアセットやアクセラレータを駆使しながら変革支援ソリューションをSAPと共同開発し、オートメーションを軸とした、地理的制約にとらわれないロケーションインディペンデント アジャイル デリバリーモデルにより提供します。
NelsonHall ITサービスリサーチディレクターのデイビッド・マッキンタイア(David McIntire)氏は、次のように述べています。
「SAP HANAおよびS/4HANAは、企業のビジネスインサイトの獲得、売上増大、カスタマーサービスの向上、デジタルトランスフォーメーションの基盤構築を支援するものです。TCSのSAPサービスに対するコミットメントの高さは、TCSのBusiness 4.0のフレームワークと SAPが提唱する 『SAP Intelligent Enterprise』 が方向性を共有していることにも表れています。SAPとの間に築いた共同開発やコイノベーションの関係、さらには移行ライフサイクル全般をカバーするツール群や業界に特化したオファリング、世界各地でのデリバリー実績を有しているという点でも、TCSはSAP HANAおよびS/4HANAの導入を望むお客様を支援するに相応しい立場にあるといえるでしょう」
加えて、アキレシュ・ティワリ(Akhilesh Tiwari)は、次のようにも述べています。
「Business 4.0という強固なフレームワークに裏打ちされたTCSのデジタル戦略、そして深い専門知識とビジネスコンテクストに関する理解を生かしたソリューション開発や知的財産への継続的な投資が、TCSをSAP HANAおよびS/4HANA の活用によりデジタルトランスフォーメーションの推進を目指すお客様に選ばれるパートナーたらしめているといえるでしょう」
NelsonHall(ネルソンホール)について
NelsonHallは、次世代のITやビジネスサービスにおける「Art Of The Possible*(アート・オブ・ザ・ポッシブル)」に対する理解の醸成に寄与する世界有数のアナリスト企業です。クライアント企業が調達に関する意思決定を質の高い情報に基づいて迅速に行えるよう、市場やベンダーに関する重要かつ詳細な情報を提供しています。また、ベンダーに対しては、市場動向やユーザー企業の要求事項など、Go-To-Market(市場開拓)に役立つ奥の深い情報を提供しています。NelsonHallが提供するリサーチは、すべてが独自かつ綿密な調査に基づいており独特かつ緻密で、その品質、奥の深さ、洞察性は多方面から高い評価を得ています。
NelsonHallの詳細については、https://research.nelson-hall.comをご覧ください。
*実現可能なことを確実に実現する技術:
ドイツの政治家 オットー・フォン・ビスマルク(Otto von Bismarck: 1815-1898)が遺した言葉 “Politics is the art of the possible.”(政治とは可能性の芸術である) に由来。本来は「政治におけるリアリズム(現実主義)」を指す。すなわち、「現状から最善の結果を導き出すためには、不可能な理想は追求せず(実現不可能な目標は設定せず)、実現可能な目標を確実に実現することが重要である」とする政治哲学。
Tata Consultancy Services Ltd(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズは、創業から50年に渡り、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリング・サービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタグループに属し、最高水準のトレーニングを受けた424,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2019年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCI グローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は、2019年6月3日(現地時間)、インド・ムンバイで発表されたプレスリリースの日本語版です。