ニューヨーク | ムンバイ、2020年3月2日: タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、IDC MarketScape(アジア太平洋地域の 2020年マネージドセキュリティサービスにおけるベンダー評価レポート)で「リーダー」の評価を獲得しました。
本レポートは、TCSに対する評価として「イノベーション創出の現場において、顧客の事業目標やビジネス要件、業界の仕様に適合したサービスを提供するために意識的に努力している点をはじめ、脅威を事前に見越したインテリジェンスや脅威の検知、マネージド型の脆弱性管理といったサービスを提供するため、AI、機械学習(ML)、自動化の統合においても大幅な進歩を遂げている」と言及しています。
TCS サイバーセキュリティ部門グローバルヘッドのサンディープ・オベロイ(Sundeep Oberoi)は、次のように述べています。
「サイバーセキュリティの脅威が急速に増大する中、ルールベースやシグニチャーベースといった従来型の攻撃検出手法は、もはや不十分になっています。Business 4.0の世界において、拡大するネットワークとクラウドアプリケーションを狡猾化する標的型攻撃から守るため、企業はより高度な脅威の可視化を必要としています。本レポートの当社に対する評価は、当社がこれまで行ってきたビジネス戦略、サイバーレジリエンス・セキュリティサービスへの投資、そしてアジア太平洋地域における優れた実行能力が評価されたものといえるでしょう」
TCSは、コグニティブ脅威管理、アイデンティティ管理(IAM)、ガバナンス、リスク、コンプライアンス、デジタル・フォレンジックおよびインシデント・レスポンス、エンタープライズ脆弱性管理、クラウドセキュリティ、ニッチテクノロジー・セキュリティなどの分野において、包括的なマネージドセキュリティサービスを提供しています。TCSのマネージドセキュリティサービスポータルは、専用のセキュリティオペレーションセンター(SOC)モデルを採用し、シングルテナントまたはマルチテナントを利用する顧客に向けて、セキュリティ情報とイベント監視機能を24時間365日体制で提供しています。
さらにTCSは、NISTガイドラインに基づき、顧客のセキュリティ要件への対応に向けて、サイバー脅威インテリジェンスプラットフォーム、ライブレスポンスツール、サイバー訓練プラットフォーム、インタラクティブ脆弱デモンストレーター、インタラクティブ脆弱管理ツールやプラットフォームを含むサイバーレジリエンスフレームワークを開発しました。
TCSはまた、DevSecOps*やOT SOC(Operational Technology Security Operation Center)などの新興技術分野においても、卓越した知見を擁しています。
*開発に着手する時点からアプリケーションとインフラストラクチャのセキュリティを考慮すること。
TCSのサンディープ・オベロイ(Sandeep Oberoi)は、加えて、次のように述べています。
「深い文脈的知識*、技術的知見、テクノロジーパートナーによる広範なエコシステム、そしてイノベーションや知的財産への投資により、TCSは、アジア太平洋地域およびその他の国々の企業への支援において信頼されるパートナーとなるべく、顧客のネットワークとシステムのレジリエンスに対し万全を期しています」
*Contextual Knowledge(コンテクスチュアルナレッジ): 顧客が置かれた様々な状況において適用すべき最適な知見 。
IDC MarketScapeについて
IDC MarketScapeベンダー評価モデルは、特定の市場におけるICTサプライヤーの競争力の概要を提供することを目的としています。この調査方法では、定性的および定量的基準に基づいた厳密なスコアリング方法を使用して、特定の市場における各ベンダーの位置づけをひとつの図に示します。IDC MarketScapeは、IT・通信ベンダーの製品とサービスの提供、ケイパビリティと戦略、さらに今後の市場成功要因を有意義に比較できる明確なフレームワークを提供しています。また、このフレームワークは、テクノロジーバイヤーに対し現在のベンダーや、将来のベンダーの長所および短所の360度評価も提供します。
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、革新的かつ業界最高水準のIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューションを世界中の大手企業に向けて提供し、その変革への道のりを支援している、50年の歴史を持つITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCS はコンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用したBPS、エンジニアリングサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらを卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS 独自の「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ Delivery Model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCS は、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループに属し、最高水準のトレーニングを受けた44万6,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2020年3月31日を末日とする会計年度の売上高は209億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスやMSCIグローバル・サステナビリティ・インデックス、FTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。
TCSの詳細については、www.tcs.comをご覧ください。
※本内容は2020年3月2日(現地時間)、米国・ニューヨークならびにインド・ムンバイで発表されたプレスリリースの抄訳です。