Press Release
2022年6月21日
パリ、2022年6月15日:タタコンサルタンシーサービシズ(以下、TCS)は、2022年10月、パリの商業エリアの中心地に、先駆的なリサーチと共創のためのハブ拠点「TCS Pace Port™ Paris(TCSペースポート パリ)」を開設します。これは、2022年6月15日から18日にかけて開催された欧州最大のスタートアップ企業の技術イベント「Viva Technology」で発表されました。
Pace Port Parisは、フランスの企業が先端技術を活用し、スタートアップ企業、起業家、学術機関と協業し、アムステルダム、ニューヨーク、ピッツバーグ、トロント、東京といったTCS Pace Portのグローバルネットワークも駆使し、より迅速に人々の生活にイノベーションをもたらすことを目的として設計されています。
また、このハブ拠点は、サステナブルなソリューションの発見と創造を通して、よりよい未来をつくることに確実にフォーカスしつつ、プロトタイプを迅速に提供します。
TCS Pace Port Parisは、TCSの6つ目のグローバルなコイノベーションのためのハブ拠点です。さまざまな業界の企業を対象としており、特にライフサイエンス、製造、ユーティリティ、デジタルエンジニアリング、そしてエネルギー転換に特化しています。
このセンターは、TCSが持つリサーチ&イノベーションのケイパビリティを駆使し、企業にIoTやAIの先端技術を活用するための新しい手法を提供します。加えて、TCS コイノベーション・ネットワーク™(TCS COIN™)が、カスタマイズされたソリューション構築につながるアイディアを、スタートアップ、研究機関、学術機関からもたらします。TCS COINにより、スタートアップ企業は、TCSの顧客と直接的に連携できるほか、ベンチャーキャピタル、エンジェル投資家、コーポレートベンチャーキャピタルとも協業できます。
新型コロナウィルスのパンデミックを背景として、デジタル技術の適用が加速し、商取引におけるデジタル化が進展しています。こうした中、あらゆる業界の企業が、自社の強みを確立しようと、より迅速なイノベーション実現に優先的に取り組んでいます。TCSは、フランスのCAC40指数(証券取引所:ユーロネクスト・パリにおける株価指数)を構成する主要企業18社をはじめ、フランスの大手企業に選ばれる変革のためのパートナーとして、イノベーションへの取り組みの加速や拡大を目指す顧客企業のニーズに応えようと当拠点を立ち上げました。TCS Pace™が提供する、イノベーション実現につながるアーキテクチャ実装のための体系的なフレームワークを通して、企業はより優れたアイディエーション、より迅速なソリューション、そしてより現実的で目的志向のビジネスに注力することができます。
TCS CTO(最高技術責任者)の K.アナンス・クリシュナン(K. Ananth Krishnan)は、次のように述べています。
「サステナブルな成長を加速するために、フランスの企業は、さまざまなテクノロジー分野・業界を網羅する、協働的なエコシステムを構築しており、TCS、スタートアップ、その他のパートナーがTCS Port Parisで醸成しようとしているものもその一つです。Pace Port Parisは、お客さまの迅速かつダイナミックなイノベーション実現のために私たちがこれまで行ってきた取り組みが次なる段階に入ったことを意味します。デジタルケイパビリティ拡大をより早期に実現することにより、企業は変革を起こし、デジタル化が進む中でもビジネスを優位に進めることができます」
TCSフランスのカントリーマネージャーのラモハン・グールニーニ(Rammohan Gourneni)は、次のように述べています。
「Pace Port Parisの立ち上げは、TCSの30年にわたるフランスやフランス経済との関わりが新しい段階に入ったことを示しています。これは、スタートアップやディープテックのリーダーを目指すフランス政府の目標にも完全に合致しています。また、先進的なデジタルソリューションを駆使し、フランスのビジネスがより強化され、革新的かつサステナブルなものなるようサポートするというTCSのコミットメントをも表しています。さらに、Pace Port Parisの設立は、人材開発、雇用創出、健全なコミュニティに対する投資への私たちの確かな姿勢の表れでもあります」
1992年以来、TCSは今ではフランスの大手企業80社以上と、成長と変革のためのパートナーシップを結んでいます。ここ数年は、フランスにおけるサステナブル分野への投資に注力しており、パリのシュレンヌ、リール、ポワティエと、国内に3つのデリバリーセンターを開設し、お客さまにローカルサポートと、TCSが持つディープテックや各業界についての専門的知見を提供しています。
以上
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)について
タタコンサルタンシーサービシズ(TCS)は、世界中の大手企業における変革の道のりを50年以上にわたり支援している、ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューション企業です。コンサルティングを基盤とし、コグニティブ技術を活用した、ビジネス、テクノロジー、エンジニアリングのサービスやソリューションを総合的に展開しています。これらをTCS独自のソフトウェア開発基準である「ロケーションインディペンデント・アジャイル・デリバリーモデル(Location Independent Agile™ delivery model)」を通じ、地理的な制約にとらわれることなく提供しています。
TCSは、世界最大規模の多国籍複合企業体であるタタ・グループの一員で、最高水準のトレーニングを受けた59万2,000人を超える人材を擁し、世界46カ国で事業を展開しています。2022年3月31日を末日とする会計年度の売上高は257億米ドルで、インドナショナル証券取引所とボンベイ証券取引所にも上場しています。また、気候変動に対する積極的な取り組みや表彰を受けた地域活動を世界中で展開しており、MSCIグローバル・サステナビリティ・インデックスやFTS4Eグッド・エマージング・インデックスをはじめ、主要なサステナビリティ指数の構成銘柄に名を連ねています。TCSの詳細は、www.tcs.comをご覧ください。
※本資料は、2022年6月15日(現地時間)、フランス・パリで発表されたプレスリリースの和訳です。
発表内容の詳細は原文をご覧下さい。発表内容の詳細は原文をご覧下さい。
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